出版社内容情報
「生物学」を身のまわりのモノやコトを通して楽しく学べる!「素晴らしきサイエンス」シリーズ第3弾!
内容説明
体内で光って目印となるオワンクラゲの「GFP」細菌との終わりなき戦いを生きる「抗生物質」詩人ゲーテの予想を証明した「ABCモデル」三毛猫でたどる「クローン」の正体…etc.生きるヒントは「生物学」に学べ!
目次
1 医学と健康に貢献した「生物」たち
2 「細菌・植物・動物」の生き残り戦略
3 生命をつないできた「生物」のしくみ
4 不可能を可能にする「植物」の工夫
5 意外に知らない「生物」のふしぎ
6 「生物学」を支えた法則・発見
7 「生物学」の隠れたエピソード
著者等紹介
金子康子[カネコヤスコ]
1981年埼玉大学理学部卒。1983年埼玉大学理学研究科修士課程修了。1986年ウィスコンシン大学マディソン校大学院博士課程(植物学専攻)修了。埼玉大学理学部助手、助教授を経て、埼玉大学教育学部教授、理工学研究科教授兼担。専門分野は植物細胞生物学
日比野拓[ヒビノタク]
1973年東京都生まれ。東京工業大学生命理工学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了。博士(理学)。現在、埼玉大学教育学部准教授。専門は、ウニやウミユリを用いた発生生物学と比較免疫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
88
南米グアテマラの血液型の9割はO型でありフランス人はAとOで45%ずつといらないかもしれない蘊蓄が面白い。ベースは生物学を人間の生活におとしこんではなしが展開されている。2017/10/12
トムトム
22
植物の話が多い。動くもの、動物の方が好きなので、ちょっと退屈でした。様々な生物がすごいということは、伝わりました。2022/07/03
大先生
9
①オワンクラゲの蛍光成分→生命科学研究やがん治療研究、②ニワトリの有精卵→インフルエンザワクチン開発、③アオカビの放出する物質→抗生物質開発等など、生物学が人間社会に役立っている具体例がいくつか紹介されています。が、生物の生き残り戦略や生物のしくみ・不思議など普通の生物学入門的な内容の方が多い印象…。「生物学」が我々の暮らしにどう生かされているのかをもっと知りたかった私としては、ちょっと肩透かしをくらった気分ですね。とはいえ、面白い本でした!2022/10/21
えぬ
4
タイトルを見て、思わず購入。生物分野は最近発展してきてるから、大人が読むと学生時代のイメージと違う生物が学べるかも。2016/05/11
suzuki s
1
著者に聞き覚えがあり購入。 専門的な内容は少し流し読みになってしまった。 カエルやワニの心臓は水中での生活に適用した物という内容が初耳で印象的。 進んでいる、遅れているという一元的な見方ではなく、それぞれの環境に適応しているという見方が適切 2025/05/04