目次
第1部 シビリアン・コントロールとは(政治統制の怖しさ;シビリアン・コントロールの原理;政軍関係の確立;西ドイツのシビリアン・コントロール)
第2部 わが国のシビリアン・コントロール(わが国のシビリアン・コントロールの構造;わが国の民主的統制と官僚の役割;自衛隊に対する政治統制;わが国のシビリアン・コントロールに対する批判;自衛官の表現の自由とシビリアン・コントロール)
第3部 シビリアン・コントロール確立のための基礎的カルチャー(シビリアン・コントロールの基礎的カルチャーとは何か;現代における民主主義の状況;自由と安全保障;各国の現状)
第4部 シビリアン・コントロールのケース・スタディ(三矢研究;立川への移駐;沖縄返還に伴う物資輸送;栗栖統幕議長の辞任;竹田統幕議長の発言)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蟹
2
現代といっても1988年の本なのでソ連が健在だったり、著者が防衛研究所の研究員だったりすることには注意を払わなければならないが、日本においてしばしば問題になるシビリアンコントロールについて、その定義からできるだけ客観的に論じようとする努力が感じられる。 提言されている内容をこんにち見ると、少なからぬものが昨今の防衛省の組織改編や制度改革で改善されているのがわかる。また、三矢研究、立川移駐問題、栗栖統幕議長発言問題などの詳しい経緯や背景を知ることができたのもよかった。2017/01/13
ワッキー提督
2
政軍関係論の有名な学者の議論の概説から各国比較、日本の事例の解説等が述べられた入門書・概説書といった内容。書かれたのが冷戦末期と古いのが難点だが、非常に勉強になった。2012/09/14
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