出版社内容情報
ハーバード流交渉術の創始者ロジャー・フィッシュの愛弟子である著者が、高校生の日常のトラブルに落としこみ交渉学を分かり易く解説
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
33
Good Cop Bad Cop戦術:2人1組になり、1人(悪警官)が相手に敵対的な態度を示し、もう1人(好警官)が同情的態度で相手を揺さぶる交渉術(043頁)。アカリング戦術:交渉のはじめに具体的な要求や数字を提示(047頁)。オズボーンの9チェックリスト:転用、拡大、置換、応用、縮小、逆転、変更、代用、統合(115頁)。2016/03/16
のり
13
交渉をするのは、お互いに受け入れることができる魅力的な条件を導き出して、合意するため。論理的に交渉すること。効果的で効率的な事前準備を行うこと。問題の創造的解決(win-win交渉)を目指すこと。2015/11/26
鷹のぼせ
10
ハーバード流交渉術の入門書。交渉学の一部には、近江商人に根づいていた「三方よし」の思想を体系化したものが含まれている。交渉では双方の利益を相手に懇切丁寧に伝えることが重要となる。突き詰めると自分も相手も大切にする自己表現「アサーション」に通じるものがある。「16歳から…」とタイトルにあるが、成人が読んでも問題ない。2016/01/30
九十九
8
これはひどい。タイトルからすると高校生にもわかる交渉力、交渉術といったたぐいの本かと思うが編集者が本書をまとめきれないまま出版してしまったのだろう。高校生の悩みがやけに長くて。実際の交渉術は無理やり最後に短く詰め込んでいるだけ。これじゃ高校生も大人も交渉術とは何かなんて学べない。星1つ。2019/03/17
ふうてんてん
7
慶応大学の教授がハーバード流交渉学をわかりやすく高校生向けに書いた本。大人が読んでもためになる。対立にならず、win-winの関係を作ることが大事。そのためにも相手をよく理解すること。課題の整理や情報集めなどの準備も必要。などなど。これを機に交渉学についてもう少し勉強したくなった。2015/11/13