出版社内容情報
予備知識を必要とせず身近な統計現象・エピソードから、クイズ形式で問題を解き、楽しく統計的に考えられる力を鍛えます!
内容説明
身のまわりの様々な統計現象に焦点を当て、経験や直感だけでなく、統計的にどれだけ正しく判断できるか、クイズ形式でチェック。データに惑わされない「統計センス」が身につく84問!
目次
統計は習うより慣れろ―初級編(平均水深がたった5cmの池でも溺れることはある?;3割打者のジロー。2打席までノーヒットなので、3打席目はヒットの可能性が高まる?;当たる確率40%のガラポン抽選、2回引いたら80%になるか? ほか)
日常から統計現象を見抜く―中級編(人間の心理を利用した「リンダ問題」とは?;同じデータなのに、なぜ最頻値が違ってくるのか?;酔っ払いのランダムウォーク、その行き着く先はどこになる? ほか)
統計的センスをホンモノにする―上級編(3回中2回表が出たコイン、4回目はどちらに賭けるべき?;技量伯仲の2人、2勝と1勝で試合が中断。賭金はどう分ける?;「明日の百より今日の五十」、あなたならどう動く? ほか)
著者等紹介
涌井良幸[ワクイヨシユキ]
1950年、東京生まれ。東京教育大学(現・筑波大学)理学部数学科を卒業後、教職に就く。現在、高校の数学教師を務めるかたわら、コンピュータを活用した教育法や統計学の研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬こ
14
初級、中級、上級と統計クイズが全部で84問。難しいけれども、あらゆる統計手法は網羅しているのと、自分が理解していない点が見えてきます。解説は端的なので、統計にあまり馴染みない人にはオススメしませんが、復習と気づきには、いい頭の体操と刺激にはなります。2016/01/06
naka
5
内容は簡単。ナイチンゲールの話と、ホーソン効果のところが好き。学校で学んだことはそんなに間違ってなかった。そうであってほしい、という自分の願望に気づき、正しい努力をしたい。2018/07/08
811
2
読み進めやすいが期待していたほどではなかった。統計学を勉強している人向けかな。2015/08/14
suzu
1
統計の勉強途中に休憩がてら気軽に読める本。基本的にクイズで1ページ、解説1ページの形をとっている(一部解説が長いのもあるけれど)からか、やや説明がざっくりしすぎていてよく分からなかったものもあるけれど、基本的にわかりやすい。2017/01/09
Ten
1
ちゃんと考えて当てられるものもあればまんまと引っかかるものもあればまったくわからないものもあり。まあ、多少は冷静さを増せたのではないかと思って納得することにする。2015/07/24