内容説明
科学技術の進歩と発展は多くの利便性を与えてくれる一方、電磁波や化学物質による環境汚染や、人間の時空間をはるかに超えた放射性廃棄物の問題等が大きく立ちはだかっている。科学技術の発展がもたらす負の面を「予防原則」に立って検証する。
目次
第1章 携帯電話の電磁波問題
第2章 遺伝子組み換え食品
第3章 福島原発事故より8年後の原発政策―2019年3月の日本
第4章 ドイツとベルギーの脱原発政策
第5章 気候変動に関するパリ協約
第6章 中国の気候変動政策の動向
第7章 有毒化学物質の国際的規制
第8章 予防原則について
第9章 国際環境法の発展
第10章 判例紹介:南極海捕鯨事件(オーストラリア対日本、ニュージーランド補助参加)
第11章 長崎の石木ダム建設について
著者等紹介
長谷敏夫[ハセトシオ]
1949年京都市生まれ。1973年国際基督教大学大学院行政学研究科卒業。1995年東京国際大学国際関係学部教員。2019年同退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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