美術史を解きはなつ

美術史を解きはなつ

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788794283
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C0070

内容説明

画家としてアジアに視座を据え20世紀美術を振り返る。東西冷戦時代とその後のドイツ美術を切開する。オリエンタリズム、プリミティヴィズムを論じ、特権の集中をつくりだす現場としての美術史研究を批判する。三人の著者がそれぞれの視点で美術史、芸術観を問い直し、開かれたアートの世界を浮かび上がらせる。

目次

普遍への問い
1章 アジアの視座から―画家として女として(アジアの画家と束縛;近代・異文化との出会い;画家と20世紀;アジア・植民地の傷痕)
2章 社会を映す鏡―西ドイツ美術(二度目の敗戦;冷戦構造と美術―消したい記憶;アウシュヴィッツ裁判―過去に目を向けて;「君の芸術は誰のためのもの?」;フェミニズム運動と美術;ベルリン社会と移民美術家;新しい理解へ)
3章 他者を位置づける視線(オルセー美術館の庭から;オリエンタリズム;プリミティブな他者―『20世紀芸術のなかの「プリミティヴィズム」』展;他者は境界を踏み越えるか―『大地の魔術師』展)

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