内容説明
はからずも、“新世界”と搾取の時代をもたらしてしまったコロンブス。彼は何に取り憑かれ、何を求めたのか。栄光と挫折の生涯をたどり、大事業の陰に隠された、矛盾に満ちた内面を想像力豊かに描き出す。
目次
第１章 中世の窓
第２章 クリストファー・コロンブスの登場
第３章 扉を叩く
第４章 遙か沖へ
第５章 新たなる土地
第６章 帰還
第７章 第２次航海
第８章 試練の日々
第９章 第三次航海
第１０章 最後の航海
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユーディット
3
かの有名なコロンブスがどんな人だったのかということに焦点をあてて書いた本。歴史資料と事象から彼の気持ちなど、大胆に推測しながら書き、彼の壮大で、緻密で、信仰深く、大言壮語で、小心な点もあり、詐欺師的でもあり、ズルくもあり・・。乞食状態、新大陸まで一ヶ月、ジャングルに感動する場面、ジパングを間違えまくっている点などが特に印象深かった。2015/07/26
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