内容説明
人種と性についての二つの「革命」を行ったナチ・ドイツ。この革命を遂行するには、“二流の性”としての女性の参加が不可欠だった―男性指導者の神話に隠れ、これまで語られなかった女たち。体制協力者・キリスト教徒・抵抗者・ユダヤ女性の役割と選択を通じて、あらたな角度からナチズムを読む。
目次
第1章 第三帝国における愛と秩序
第2章 ワイマール時代の解放
第3章 ナチ女性と「自由運動」
第4章 解放と大恐慌
第5章 新国家の「古顔たち」
第6章 第三帝国の「二流の性」
本書に登場する主な女性組織
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