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内容説明
東欧革命はなぜ起こったか。東西分断の象徴でもあったベルリンの壁が崩壊し、ソビエト型社会主義・全体主義体制が崩れ始めた。この世紀の転換点に立って、ソ連支配下の政治体制と反体制運動に詳しいプラハ生まれの著者が、これら諸国の過去と現在を歴史的視野でとらえ、西にも東にも属さない「別のヨーロッパ」すなわち、諸民族の多元的価値と自由な市民社会のふるさと、文化の中心としての「中央ヨーロッパ」を主張する。
目次
第1部 別のヨーロッパ(中央ヨーロッパを求めて;ロシアをどう受け止めるか;ドイツとのかかわり合い)
第2部 ソビエト化(ヤルタの遺産;スターリン主義―氷河時代)
第3部 衰退する全体主義(党―国家―「あの連中」;経済―何をなすべきか;文化政策;失敗した全体主義を超えて)
第4部 最後の帝国(改革と革命;共産主義の解体)