出版社内容情報
著者である大庫直樹氏が開発した、地域経済の潜在力を見出す手法、ILO産業分析は、内閣府特命担当大臣(地方創生担当)から「特徴的な事例」として表彰を受けました(2015年度)。その手法に着目した北洋銀行と大庫氏はタッグを組み、広い北海道を各地方に分け、それぞれの地域に最適な方法で、今後の地方創生をどのように進めていくべきかを分析しました。
ILO産業分析とは、その地域における産業を「Inbound型・他地域から需要を呼び込む」「Local型・地産地消」 「Outbound 型・他地域市場を狙う」に分けて、それぞれの付加価値を分析し、地域の産業別特徴や成長産業を明確化する手法です。一口に北海道といっても、さまざまな地域があり、地域ごとの長所が ILO産業分析で見えてきました。これは全国のさまざまな地域でも応用可能な分析手法です。その内容を豊富な事例とともに収録しています。
内容説明
「Inbound・Local・Outbound」という三つのILO産業分類で見えてくる地域のあした!
目次
はじめに 一本の電話からその旅は始まった
第1部 ILO産業分析基礎編―人口動態を取り込んだ経済分析手法
第2部 北海道編―道央と道東が牽引する経済力
第3部 札幌市・さっぽろ連携中枢都市圏編―複雑な大都市の復活と課題
第4部 中空知編(滝川市、芦別市、赤平市、歌志内市、上砂川町)―職住の広域連携のすすめ
第5部 サザン北海道編(室蘭市、登別市、伊達市)―個性豊かな組み合わせの広域連携の創造
第6部 田園編(網走市、岩見沢市)―土地の個性を生かした農業ビジネスの多様性
第7部 未来編―風とチップをエネルギーに
第8部 まとめ―ここにある強い個性をプロデュースせよ
おわりに 「それぞれの時代の私」が見た北海道
著者等紹介
大庫直樹[オオゴナオキ]
東京・堀切菖蒲園生まれ。東京大学理学部数学科卒業。1985年にマッキンゼーに入社以来20年にわたり、金融、通信、電力などの社会サービスのコンサルティングに従事。パートナーとして東京オフィスの経営に携わる。2008年にルートエフ株式会社(経営コンサルティング)、2017年にルートエフ・データム株式会社(データサイエンスによるコンサルティング)を創業し、ともに代表取締役。公職として金融庁金融研究センター顧問、広島県特別参与を拝命(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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