出版社内容情報
【元自衛隊の心理カウンセラーが贈る、メンタル不調を抱えるママの心がラクになる40の処方箋】
「夫や子どもにイライラ」
「仕事も子育ても中途半端でモヤモヤ」
「ワンオペ育児でウツウツ」
子育て、仕事、家事。
過酷な現代の子育て環境の中で日々奮闘し、疲れ果てているワーキングマザーたちは、イライラや不安、自責感、プチうつなど、メンタルの不調を抱えがち。
そんなワーママたちに向けて、元自衛隊の心理カウンセラーが、心をラクにするための〈心構え〉と〈対策〉を40のポイントにまとめました。
本書は自衛隊式の思考法で「基本→戦況分析→戦力分析→実践」とステップを進めます。「基本」(心のメカニズム)から「実践」(行動プランの策定)まで進んだあとは、SNS時代を生きるママが知っておきたい「情報とのつきあい方」、そして「Q&A」でさらに実践的なアドバイスも。冒頭と巻末付録では、アンケートに寄せられたワーママたちのリアルな声を紹介します。
《子育て無理ゲー時代》を生き抜いていくために、一番の土台となるのは「自分自身のケア」。でも時間がないし、そんな余裕もない。だからといって、自分のケアを怠るとますます状況が悪化してしまう…… そんなママたちに向けて、本書をお届けします。
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子育てとは「戦場」です。
決して大げさなことを言っているのではありません。
これは、僕からみなさんに向けて、いちばん強くお伝えしたいことなんです。
僕は自衛隊で、20年間「心理幹部」として、任務で傷ついた隊員の心をケアする仕事を続けてきました。
リアルな戦場の怖さを知り、かつ「心の危機」に陥った多くのケースに寄り添ってきた経験から、「現在の子育て環境のリスクは戦場並みだ」と指摘したいのです。
そもそも人間に限らず、命あるものにとって、子孫を残すということは本来命がけで行われるものです。それに加えて、コロナ禍を経て、今の日本で子育て中の人、とりわけワーキングマザーのみなさんは、これまでにない厳しい環境のもと、お子さんを育て、仕事をしなければいけなくなっている。その厳しさは事件・事故や災害現場、戦場と同じレベルであり、本人に自覚がなくても、いつのまにかハードな戦いを強いられていて、だれでもいつでも、心が折れてしまう可能性が高まっているんです。
ですから、今これを読んでいるあなたは、まず「自分が疲れていたり、自分をコントロールできなかったりするのは当然なんだ」と思ってください。そして、ご自分を責めないでください。
この本は、「最前線」にいるお母さんたち、そしてお父さんたちのために、少しでも助けになればという思いでお届けします。「待ったなし」の現場においては、どんなことも早め早めに対策をしておくことが大事。そのための知識とノウハウをなるべくやさしく、ポイントを絞ってご紹介していきます。 (本書「プロローグ」より)
内容説明
現代の子育ては過酷。「自分自身のケア」がすべての土台。元自衛隊の心理カウンセラーが贈るメンタル不調を抱えるママの心がラクになる40の処方箋。
目次
1 悩みがなくならないのはなぜ?―基本のメカニズム
2 そもそも子育て環境が無理ゲー!?―戦況分析
3 自分の戦力をチェックしよう―戦力分析
4 子育て戦場での戦い方―実践編
5 子育て情報うつにならないために
Q&A お悩みワーママへの処方箋
著者等紹介
下園壮太[シモゾノソウタ]
NPO法人メンタルレスキュー協会理事長、元陸上自衛隊衛生学校心理教官。陸自初の心理幹部として多数のカウンセリングを経験。その後、自衛隊の衛生科隊員(医師、看護師、救急救命士等)やレンジャー隊員等に、メンタルヘルス、カウンセリング、コンバットストレス(惨事ストレス)対策を教育。本邦初の試みである「自殺・事故のアフターケアチーム」のメンバーとして、約300件以上の自殺や事故にかかわる。2015年8月退職。現在はNPO法人メンタルレスキュー協会でクライシスカウンセリングを広めつつ、産業カウンセラー協会、県や市、企業、大学院などで、メンタルヘルス、カウンセリング、感情のケアプログラム(ストレスコントロール)などについての講演・講義・トレーニングを提供(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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