出版社内容情報
制度開始から四半世紀が経過し、配置が拡充されているスクールカウンセラー。チーム学校を構成する重要なスタッフとして、その専門性への期待はますます高まっていますが、その職務範囲や役割は曖昧な点も多く、学校の教職員やスクールカウンセラー自身にも意外に知られていない状況にあります。本書ではスクールカウンセラーや学校現場に向けて、チーム学校におけるスクールカウンセラーの基礎から最新の動向までわかりやすく解説。養護教諭やスクールソーシャルワーカー、教職員との連携にも対応し、学校内での具体的な工夫を取り上げています。
また、スクールカウンセラーの主要テーマである「いじめ」「不登校」「発達障害」を仮想事例とともに詳説するほか、児童虐待、性的マイノリティといったテーマも網羅しました。
新たな時代に求められるスクールカウンセラーの基本を1冊にまとめた新定番解説。現役スクールカウンセラーやスクールカウンセラーを志望する心理士・学生はもとより、学校管理職、教育相談コーディネーター・特別支援教育コーディネーター・生徒指導主事・学年主任などスクールカウンセラーと連携する教職員も必読の書です。
内容説明
いじめ、不登校、発達障害…今求められるスクールカウンセラーの役割とは?変わりゆく時代の中でスクールカウンセラー、学校管理職・コーディネーター必携スクールカウンセリング解説の新定番。改訂生徒指導提要対応。
目次
序章 スクールカウンセラーの基礎知識
第1章 スクールカウンセラーの役割
第2章 学校の中でのスクールカウンセラー
第3章 子どもの発達と悩み
第4章 スクールカウンセラーの主要テーマ(1)いじめ
第5章 スクールカウンセラーの主要テーマ(2)不登校
第6章 スクールカウンセラーの主要テーマ(3)発達障害
終章 未来の学校・未来のスクールカウンセラー
著者等紹介
松尾直博[マツオナオヒロ]
東京学芸大学教育学部教授。1970年福岡県生まれ。1993年筑波大学第二学群人間学類卒業、1998年筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了。1998年東京学芸大学教育学部助手、2000年同講師、2003年同助教授、2018年より現職。過去に自治体の発達相談心理判定員や母子保健センターの心理判定員、公立小中学校スクールカウンセラーなどを務め、同大学附属学校のスクールカウンセラーも担当。公認心理師、臨床心理士、学校心理士、特別支援教育士スーパーバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ジョルジオ鈴木
AKN