ジェンダーで読み解く男性の働き方・暮らし方―ワーク・ライフ・バランスと持続可能な社会の発展のために

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ジェンダーで読み解く男性の働き方・暮らし方―ワーク・ライフ・バランスと持続可能な社会の発展のために

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788718067
  • NDC分類 367
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ジェンダー格差大国ニッポン
妻の「イライラ」 夫の「モヤモヤ」
なかなか進まない男性の家事・育児参加
男性稼ぎ手社会を壊すことが男性の生きづらさを解消する
ジェンダー平等に向けた本気の働き方・暮らし方改革を!

【主な目次】
序 無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)
第1章 男性稼ぎ手社会の終焉
第2章 ジェンダー平等の実現に向けて求められる男性の「ケア」労働
第3章 母親の「イライラ」と父親の「モヤモヤ」――「イクメン」ブームの功罪    
第4章 家庭教育と父親役割のインフレ現象
第5章 ハラスメントのない職場づくりに男性はどう関わるか
第6章 社会を挙げてドメスティック・バイオレンス(DV)と虐待を防止する

「お宅もテレワークですか?」
平日の昼間に男性が家庭や地域にいても珍しがられない社会が到来するには
相当な時間がかかるだろうと思っていたのに、
皮肉にも新型コロナウイルス感染症拡大によって、
そんな社会をわれわれは思いがけず経験することになったのだが……。
(本文、序より)

●新型コロナウィルスの蔓延にともなうリモートワークの拡大は、男性の働き方と暮らし方を根本から揺るがしている。多くの男性は、仕事場が会社から家庭へと変化し、家庭で過ごす時間が格段に長くなった。それにともない、男性の家事・育児参加の促進が期待される一方で、一部の男性による虐待やDVの増加を懸念する声も聞かれる。
●これまで、男女平等化の流れの中で、長年にわたり男性の仕事中心の生き方が批判され、男性の家庭参加やワーク・ライフ・バランスの必要性が訴えられてきたが、あまり大きな変化は見られなかった。ところが、コロナ禍は、瞬く間にそうした従来の男性のライフスタイルを大きく揺るがした。今後、私たちの働き方と暮らし方はどう変化していくのだろうか。それは、社会の男女平等化を促すのだろうか、それとも形を変えながらも男性優位の社会が持続していくのだろうか。そうした中で、特に男性たちは、どう振る舞い、どう生活を組み立てていけばよいのだろうか。
●本書は、コロナ前からコロナ後にかけての日本社会における男性たちの仕事と家庭生活をめぐる現状と課題について、労働社会学、家族社会学、ジェンダー学などの学術的知見に基づいて多角的に考察し、一般読者に向けて平易な言葉で分かりやすく論じるものである。これにより、混迷を極めるポストコロナ社会に向けて、各職場における新たな職場づくり、各家庭での新たな生活設計、そして個々人による新たな生き方の展望となる1冊である。

内容説明

なかなか進まない男性の家事・育児参加。男性稼ぎ手社会を壊すことは男性の生きづらさも解消する。ジェンダー平等に向けた本気の働き方・暮らし方改革を!

目次

序 無意識の思い込み
第1章 男性稼ぎ手社会の終焉
第2章 ジェンダー平等の実現に向けて求められる男性の「ケア」労働
第3章 母親の「イライラ」と父親の「モヤモヤ」―「イクメン」ブームの功罪
第4章 家庭教育と父親役割のインフレ現象
第5章 ハラスメントのない職場づくりに男性はどう関わるか
第6章 社会を挙げてドメスティック・バイオレンス(DV)と虐待を防止する

著者等紹介

多賀太[タガフトシ]
関西大学文学部教授。1968年、愛媛県宇和島市生まれ。九州大学教育学部卒業後同大学院に進み、1999年、「男性のジェンダー形成に関する研究」で博士(教育学)を取得。九州大学助手、久留米大学助教授、関西大学准教授などを経て、2009年から同教授。主な役職に、一般社団法人ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン共同代表、NPO法人デートDV防止全国ネットワーク理事、公益財団法人日本女性学習財団評議員、奈良県・京都市男女共同参画審議会委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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katoyann

22
男性の生き方の諸問題について、男性学の知見から解説した本。社会学者による著書らしく、文体は易しいものの、引用元の信頼性が高く、学術書としてもオススメできる。男性学はジェンダー平等を志向し、模索する学問分野であるため、仕事に偏った「ワーク・ライフ・アンバランスな(男性の)生活」を問い直すという目的意識を持つ。それは著しい性別賃金格差の解消だけではなく、男性の幸福にも繋がる実践でもある。男性性を問うブームの中で、性別役割分業を問い直し、ケアの役割を男性が身につけていくべきだという真っ当なコンセプトに拍手👏2022/04/19

かんがく

16
最近ジェンダー問題に関心が高く様々な本を読んでいるが、男性稼ぎ手モデル、ケア労働、家庭教育、ハラスメント、DVなど様々なテーマを簡潔にまとめている良書だった。ジェンダーの問題を「女性問題」「女性運動」「女性学」と捉えている間は根本的な解決にはつながらず、男性も含めた社会全体の問題として捉えていく姿勢が必要。2022/12/31

Mc6ρ助

15
『従来の男性役割である「仕事」での責任を果たしながら、従来女性の役割とされていた家事もよくやっていると自負している男性ほど、・・職場で女性を差別的に見る・・家事・育児に参加していると自負することで女性への目が厳しくなる・・。(p098)』アッチョンブリケな過渡期的現象なるかな。さて家事の分担というが、人のいう通りに家事をこなすのはけっこうしんどい、自分の思うとおりに人にさせるのもまたしんどい。ケアを家庭に押し付けるアベトモ政権のヤリクチもしんどいが、公共事業にしたら電通パソナの中抜き天国かいな。2023/03/01

香菜子(かなこ・Kanako)

14
ジェンダーで読み解く男性の働き方・暮らし方: ワーク・ライフ・バランスと持続可能な社会の発展のために。多賀太先生の著書。ジェンダーイクオリティ後進国の日本。ジェンダーイクオリティ後進国から卒業できれば女性だけではなくて男性の生きづらさだって解消される。ジェンダーイクオリティを推し進めない理由なんてどこにもない。ジェンダーイクオリティの理解がない人にこそ読んでほしい一冊。2025/04/20

アルミの鉄鍋

4
★4 女だから、男だからと言う割り振りを無意識にしている事を改めないといけないと思った。例えば保育園見学は女性の役割、男性が行くのは珍しい事なんて考えは捨てて行動に移して相手の反応を変えていく必要があると思った。レアケースじゃない。昔も今は違う。それは我々の行動によって変えていく必要がある。2022/04/02

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