内容説明
「知らない」だけで医療を十分に活用できないのは残念だと思いませんか?
目次
第1章 高齢者特有の注意点
第2章 医師との付き合い方
第3章 病院でよく見る患者さんの“誤解”
第4章 知っておくべき薬の知識
第5章 手術について知っておくべきこと
第6章 がんと冷静に向き合うために
第7章 正しい医療情報の見極め方
第8章 こんな事故や症状に注意!
著者等紹介
山本健人[ヤマモトタケヒト]
2010年、京都大学医学部卒業。複数の市中病院勤務を経て、現在京都大学大学院医学研究科、消化管外科。Yahoo!ニュース個人オーサー。「外科医けいゆう」のペンネームで医療情報サイト「外科医の視点」を運営し、開設2年で800万PV超を記録。全国各地でボランティア講演なども精力的に行っている。外科専門医、消化器病専門医、消化器外科専門医、感染症専門医、がん治療認定医など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひより
5
副題「高齢者とその家族が病院に行く前に知っておくこと」 高齢であること自体が病気みたいなものなのか。 ちょっとしたことで重症化しやすかったりするものね。 日常のことも、神経質にならない程度に注意して見ていたほうがいいな。 患者と医師の視点の違いや、受け取り方の違いなど、参考になることが多かった。 ★42021/02/28
K
2
(2020,490.4)ニチテンのゲストで新刊の話をされたが、予約一杯なのでこれを取り寄せ。「医療の世界のことを、一般の人が知っていればいいのにと思うことが多くて活動し、本を書くに至った」という心意気はラジオから伝わった。加齢は病気の一部=はからずも、先日斜め読みした「ライフスパン」と同じ主張ながら、「医療で加齢という病気とうまく付き合うコツ」を持てばいいという見解はとても親切だし役に立つ。高齢というだけでリスクであるので、その前に仕入れておくべき知識を得るのにとても良い本。2021/11/27
septiembre
2
普段病院に罹ることがないので為になった。自分の体調を的確に医師に伝える為にどんなことを伝えればよいのか、スムーズに診察をしてもらうための服装選び、様子見といわれたときの対処法などいつかの為の参考になった。手術前の術前準備は検査くらいしか知らなかったし治療方針の選択法など健康なうちに知識として知っておいて損はない情報がたくさんあった。2020/11/29
三等星
2
高齢者が入院するということは。 薬の飲み方、 お薬手帳活用法、 医者にかかったら。 ガンになったらなど。 全身麻酔って私は経験ないのでよくわかってませんが、当事者になると怖さを感じるものなのですね。 両親になにかあったときには、ちゃんと配慮できるように、知れて良かった。 また、医者の「様子を見ましょう」の意図するところ、患者側が確認すべきことなども分かりやすくて良かった。 全体的に、専門用語も少なく堅苦しい感じが全然なくて、読みやすかった。 高齢者のいる家族はもとより、自分のためにもオススメです。
kaz
1
高齢者が病気になるリスクが高いことから、より高齢者に目を向けた内容になっているのは確かだが、むしろ医療一般に関する正しい知識を説き、誤解を解消する内容になっている。かかりつけ医の重要性、医療情報への正しい接し方等、参考になる。図書館の内容紹介は『高齢者の病気に対する考え方や、高齢者特有の問題にスポットを当てながら、医療の知識を紹介する。時事通信社の医療情報サイト「時事メディカル」連載を加筆修正し書籍化』。 2021/01/19