内容説明
プライドが高く、差し出す名刺には「著名画家」。『人民日報』は読まないが、政府が制限する海外ウェブサイトにはアプリ開発してアクセス。自らは開けられない「略歴ファイル」を全員一生持たされる。重要なのは今日のことだけ。大きなものが大好き。小さな会合も巨大会議室でマイクを使って交渉。レストランで叫びながら食事をする。南京生まれの経済アナリストが、中国建国の父、毛沢東(文化大革命)に遡り、中国人の行動原理を分析する。
目次
序章 中国という国
第1章 中国人は本当に愛国なのか―いまだに解けない毛沢東時代の洗脳
第2章 中国人の「身分」―戸籍に縛りつけられた人々
第3章 中国人の人相―権力欲と拝金主義
第4章 中国人の人格―高いプライドと「仮面」
第5章 中国人の生活―急速に豊かになる一方で広がる公害
第6章 中国人の建前と本音―形式主義と「好客」
第7章 中国人の歴史観―書かれざる歴史、捏造される歴史
第8章 醜い中国人
著者等紹介
柯隆[カリュウ]
富士通総研主席研究員。1963年中国・南京市生まれ。1988年来日、愛知大学入学。1992年愛知大学卒業。1994年名古屋大学大学院修士課程修了(経済学)。長銀総合研究所研究員を経て、1998年富士通総研経済研究所主任研究員。2006年富士通総研主席研究員。静岡県立大学特任教授、広島経済大学特別客員教授、アジア経済研究所業績評価委員、財務省外為政策審議委員、国際経済交流財団Japan spotlight編集委員、財務省財務総研中国研究会委員などを歴任。時事通信内外情勢調査会講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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