内容説明
あなたの自治体は、無駄なITシステム予算を使っていませんか?ネット先進国・韓国はいかにして電子政府実現にこぎつけたか。行政改革推進のツールとしての電子政府・電子自治体の推進の必要性を説き起こし、その具体的な実現のための処方箋を提示する。
目次
第1章 日本の行政現場から(電子政府とは何か;変化に対応する)
第2章 韓国・電子政府化に向けた取り組みと成果(韓国が変わったきっかけ;電子政府がもたらしたもの;公務員の意識改革)
第3章 行政業務プロセスの革新(電子的な業務プロセスの定着化;行政情報の共同利用化;サービスを中心とした業務の再設計)
第4章 国民向けサービスの革新(国民向けサービスの高度化;大企業向けサービスの高度化;電子政府への国民の参加拡大)
第5章 情報資源管理の革新と法制度整備(情報資源の統合標準化;情報保護システムの強化;人材・組織の専門化;電子政府関連法制の整備)
著者等紹介
廉宗淳[ヨムジョンスン]
1962年生まれ。韓国ソウル市出身。82年、大韓民国空軍に入隊。除隊後、国立警察病院、ソウル市役所に勤務。90年から2年間日本でのプログラマー経験後、韓国で株式会社ノーエル情報テックを設立。2000年、日本にe‐Corporation.JP(株)を設立。03年、聖路加国際病院のITアドバイザーとして医療情報コンサルティングを開始。また佐賀市の電子自治体構築に関するコンサルティング業務を受託。この間、早稲田大学大学院修了。06年、青森市情報政策調整監、07年より佐賀県情報企画監を兼務。自治体基幹系業務システムのあり方に全面的な改革を実行するため、沖縄県浦添市の業務再設計の共同研究を1年間にわたり実施した後、それを基盤に浦添市再構築事業を受託、09年3月より本格稼働。ほかに、これからの電子政府・電子自治体はどうあるべきかを訴えるために大学、企業、自治体主催の講演活動とNHKなどのテレビ番組への出演活動などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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