理解されないビジネスモデル 消費者金融

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理解されないビジネスモデル 消費者金融

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788708587
  • NDC分類 338.7
  • Cコード C0033

目次

第1章 黎明期の消費者金融―黎明期のビジネスにいま再び学ぶ
第2章 消費者金融というビジネスモデル―規制のない世界から生まれる力強いイノベーション
第3章 市場拡大の光と陰―社会的認知の獲得が進まない理由
第4章 何を学び、どう変わるか―消費者金融業界が未来に向けて担うべき責務
第5章 私がみた「貸金業法」改正
第6章 どこへ向かう?消費者金融―消費者金融のレゾンデートル
貸金業界及び周辺環境の変遷

著者等紹介

藤沢久美[フジサワクミ]
シンクタンク・ソフィアバンク副代表。1989年大阪市立大学卒。国内外の投資運用会社に勤務。96年日本初の投資信託評価会社アイフィスを起業、代表取締役を務める。99年同社を世界的格付け会社スタンダード&プアーズ社に売却。2000年シンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画、取締役を務める。03年ソーシャル・アントレプレナーを支援する「社会起業家フォーラム」を設立、副代表に就任。04年シンクタンク・ソフィアバンクをMBOし、副代表に就任。05年より法政大学ビジネススクールイノベーション・マネージメント研究科客員教授

片野佐保[カタノサホ]
STPプロジェクト

真水美佳[マスイミカ]
STPプロジェクト

川島直子[カワシマナオコ]
STPプロジェクト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Yuichi Tomita

5
貸金業法成立(段階的施行)直後の2008年4月出版。業界関係者の発言をまとめたもので、アコムやプロミスの社長や改正に関わった大森氏なども登場。 全体的に業界寄りの内容で、多重債務防止について業界として反省しつつも、貸金業法への恨み節も伺える。 貸金業法改正は憲法違反と言い切っている学者も登場してなかなか面食らうが、様々な意見があったことが伺える。 業界側のいう消費者金融の必要性が分かりにくい一方、多重債務者の削減という分かりやすい効果を比べると業界の主張が容れられないのも仕方ないと感じる。2021/12/18

Yuichi Tomita

4
再読。 貸金業法を巡っては、ごく単純化すると「借りたい人も借りれ無くなる悪法」という考えと、「多重債務問題は見過ごせない。上限利息を下げることも総量規制も必要」という考えの対立だと思うが、ユーザーの声という所が抜けているように感じた。ユーザーはどういう理由で消費者金融を利用するのか、そこのデータがない。本書でも利用者の声は一切ない。 突き詰めれば、消費者金融はどんな人の役に立っているのかという提示がない。 個人的には、長い間業界は自浄作用を発揮できなかったのだから規制やむなしとは思う。2021/12/25

Yuichi Tomita

3
大竹文雄教授の「全ての借り手が経済的に合理的な判断をする人なら、市場はもっと競走的になり、金利や貸出額について、ここまでの規制は必要なかったはずです。双曲性の高い借り手がいるから、消費者金融というビジネスが成り立ってきた。」というコメントが冴えてる。 お金に追われている人はサンデルの言うところの自由意志では契約できていないのではないか。2022/01/17

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