内容説明
ロンドンの書斎で心を研ぎ澄まして紡いだ音と言葉―夢が駆ける響きの森のエッセイ。デビュー20周年記念出版。
目次
第1楽章 ピアノとの対話(コンサートのピアノたち;青春のリサイタル ほか)
第2楽章 空飛ぶピアニスト(庭に遊びに来るキツネ;スイスの時間 ほか)
第3楽章 レッスン・レッスン!(音と手が一体になる感覚!;暗譜力に脅迫されるピアニストたち ほか)
第4楽章 書斎の音符たち(武満徹『雨の樹』の楽譜物語;ムソルグスキー『展覧会の絵』の画家 ほか)
エピローグ ピアノと少女の夢
著者等紹介
小川典子[オガワノリコ]
ピアニスト。東京音楽大学付属高校を経て、ジュリアード音楽院に学ぶ。1983年日本国際音楽コンクール2位入賞。87年リーズ国際コンクール3位入賞。これを機にロンドンと東京を拠点として活動を始める。北欧最大のレーベルBISと専属契約結び、22枚のCDをリリース。現在、ドビュッシー・ピアノ曲全集Vol.1~3をリリース、グラモフォン誌を筆頭に世界各誌で特選盤として選出されている。08年には、サントリーホールをはじめとして各地で、デビュー20周年記念リサイタルを開く。ミューザ川崎シンフォニーホール・アドヴァイザー、「ジェイミーのコンサート」主宰。99年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞、06年川崎市文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うわばき
1
とても面白かったです!小川典子さん、小さい頃もよく演奏を聴かせてもらっていましたが、当時は有り難みが分からなかっというか……もったいなかった気がします。この本にもう少し早く出会っていれば、もっと熱心に聴くことが出来たんだろうなぁと。凡人の子供なので、聴いて「楽しい!」と思っていただけで充分かもしれませんがね。世界を駆け回るピアニストの大変さや、音楽を作り上げる喜び、とても伝わってきました。私も頑張らなくては!2013/07/23
fantasy
0
著者の方は存じ上げなかったのですが世界で活躍されている方の言葉と言うのは説得力を感じますね。ところで今レッスン受けている先生は自分に合っているかと言われるとよく分かりませんが、まず自分がどんなタイプの人間かを考えてみたいと(聞いてみたい)と思います。2014/06/28