内容説明
ゆうちょ銀行は投資業務へ。日本政策金融公庫は証券化業へ。二大改革橋渡しのキーワードとは!?財投改革両輪の未来図を探る。
目次
第1章 財政投融資の改革(財政投融資とは;三つの機能 ほか)
第2章 財投貸付金の証券化(政府資産・債務改革の経緯;財投貸付金の証券化スキーム ほか)
第3章 郵政民営化―“超ギガバンク”ゆうちょ銀行の誕生(郵政民営化の意義;郵政民営化に至る経緯―中央省庁等改革までの流れ ほか)
第4章 政策金融改革―“メガ公庫”日本政策金融公庫の登場(政策金融改革のプロセス;日本政策金融公庫は五機関統合による巨大な金融機関 ほか)
第5章 「一〇〇兆円証券化市場」の創出に向けて(郵政民営化と政策金融改革の協調が必要;証券化の意義 ほか)
著者等紹介
石川和男[イシカワカズオ]
専修大学客員教授、東京財団研究員。1989年東京大学工学部卒業、同年通商産業省(現・経済産業省)入省。資源エネルギー庁、環境立地局、中小企業庁、産業政策局、商務情報政策局、大臣官房などを経て、07年4月から新日本パブリック・アフェアーズ株式会社上級執行役員
桜内文城[サクラウチフミキ]
1988年、東京大学法学部卒業、大蔵省(現・財務省)入省。財政、国際通貨などを中心とした政策形成に携わる。ハーバード大学公共政策学修士、マレーシア国立マラヤ大学公共政策学博士。2002年、新潟大学経済学部助教授に就任。公職として財務省・財政制度等審議会(財政制度分科会)専門委員、総務省・新地方公会計制度研究委員、内閣府・経済財政諮問会議(資産債務改革実行等専門調査会)専門委員等を兼務。会計士補(公認会計士試験合格者)。2003年、日本公認会計士協会より公表された『公会計概念フレームワーク』を起草。著書に『公会計国家の意思決定とガバナンス』(NTT出版・2004年12月刊行、第34回日本公認会計士協会学術賞受賞)など
中空麻奈[ナカゾラマナ]
JPモルガン証券株式会社クレジット調査部長、チーフクレジットアナリスト、エグゼクティブディレクター。1991年慶応義塾大学経済学部経済学科卒業後、野村総合研究所に入社。米国経済担当エコノミスト。97年野村アセットマネジメントに転籍、経済調査部にて主に金融セクター担当のクレジットアナリスト。2000年モルガン・スタンレー証券では事業法人一般を担当。2004年8月よりJPモルガン証券。現在、クレジット調査部長。金融・事業法人全般をカバー。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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