内容説明
「まちづくり三法」が改正され、日本各地で中心市街地の再生を目指して、関係者の新たな取り組みが始まった。「シャッター通り」の汚名を返上し、にぎわいのある“まち”にするために必要なものは何か―。魅力ある「オンリーワンのまちづくり」実践のためのユニークなアイデア、そのための成功方程式を満載した、関係者必読の書。
目次
序章 中心市街地活性化と地方経済の再生
第1章 まちは再生するか
第2章 待ったなしの中心市街地活性化
第3章 大規模店舗は中心市街地に回帰するか
第4章 まちづくりの成功方程式
終章 「まちづくり機関」に期待すること
著者等紹介
細野助博[ホソノスケヒロ]
中央大学総合政策学部兼大学院公共政策研究科教授。1973年慶應義塾大学経済学研究科修士課程修了。81年筑波大学社会工学研究科博士課程修了。95年中央大学総合政策学部教授、(社)学術・文化・産業ネットワーク多摩専務理事。2001年より中央大学評議員、学長専門員を歴任。また、日本公共政策学会(前会長)の他、多摩ニュータウン学会(会長)、日本計画行政学会常務理事等多数の学会に所属しつつ、財務省、人事院、経済産業省の審議会委員、立川市・羽村市・浜松市の中心市街地活性化計画の委員長・座長、八王子市教育委員等公的役職をも歴任するなど、活動の幅は極めて広い。97~98年にはメリーランド大学大学院客員教授として米国に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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がっち
3
まちづくりの第一人者でもある細野助博氏の本。まちづくり3法というものを知ってるだろうか?まちづくり3法とは大規模店舗立地法、都市計画法、中心市街地活性化法のことだが、これらは全く効果をもたらすことなく、むしろ全国各地の中心市街地は衰退の一歩である。これは日本の悩ませる問題の一つであり、地方の人々がじかに被る問題である。これに対してこの本は地方の中心市街地への提言をのべている。ぜひTMO、地方公共団体のものは見てほしい。B2010/12/28
しんさん
0
日米構造協議などの外圧と法規制によって全盛となった郊外の大型ショッピングセンターだが、これからの日本を考えると撤退するところが増えるのは必然。維持コストなど考えると、これから数世代かけてでも郊外から市街に人口を集中させていくことが、自然を守るためにも必要だと思う。2012/05/24
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