内容説明
ひとつのお菓子が時をへ、国境を越えて姿を変えてゆく。その足跡を求めて、地球を駆け巡るパティスィエ吉田がお菓子の奥深い豊かな世界に迫る。
目次
フランスのお菓子
ドイツのお菓子
イタリアのお菓子
オーストリアのお菓子
スイスのお菓子
スペインのお菓子
ポルトガルのお菓子
イギリスのお菓子
アメリカのお菓子
オランダのお菓子
ベルギー、ルクセンブルクのお菓子
北欧のお菓子
東欧のお菓子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バニラ風味
6
フランス、イギリス、アメリカなど海外13か国のお菓子の歴史と、そのレシピが丁寧に掲載されています。私が印象に残ったのはポルトガル。早くから日本と交流を持ったこの国のお菓子は、カステラにボーロ、有平糖、そして玉子素麺。玉子素麺は、熱いシロップの中に、裏ごしした溶き卵を細く絞って落とし、煮固まったらすくいあげ、水気を切るそうです。実際試作しようとまでは思わないけど、頭の中で想像して、わくわく気分になれる夢のある一冊です。2014/01/04
奥山 有為
3
丁寧に丁寧に書かれた本。著者のお菓子愛が伝わってきます。こういう雰囲気のおじさまが好きな女性も多そう…(⌒▽⌒)2013/07/31
スピカ
1
ヨーロッパを中心に西洋諸国のお菓子の歴史やレシピを紹介している本。日本ではあまり取り上げられることがないような素朴な郷土菓子も丁寧に紹介されているのが、作者のお菓子愛を感じさせる。レシピも丁寧でわかりやすいが、作る過程の写真がないのはお菓子作りに不慣れな人にはわかりにくいかもしれない。2017/09/06
