出版社内容情報
環境破壊や戦争、差別など様々な問題を抱える現代、心について進化的な視点から考えることは重要であるが、進化と心理学の正確な理解を欠いた誤解も多い。性、社会的な心理、認知バイアス、文化を中心として、最新の進化心理学の知見をキーワードで学ぶ。
【目次】
内容説明
進化学と心理学とは何であり、どう違うのか?そして進化心理学とは何を扱う学問なのか?ヒトは動物の一種であり進化の産物だが、遺伝子の奴隷ではない。環境破壊や戦争、差別、排外主義などの様々な問題を抱える現代において、私たちの心を進化的視点から正しく考えるための最新の知識と見方を、キーワードで平易に解説。
目次
1 進化心理学とは(進化学―「進化」は「進歩」とは限らない;ティンバーゲンの4つの問い―視点が変われば見えるものも変わる;心理学―行動の至近要因を探る;進化心理学―全ての心理学は進化心理学である)
2 心の進化と適応(自然淘汰―「ダーウィンの進化論」ではない;人類の進化―ヒトはどのような動物か;行動と遺伝―行動にも遺伝的な基盤がある;利己的な遺伝―遺伝子の「乗り物」としての個体)
3 配偶、子育て、仲間づくりと敵対(配偶の心理―誰と、どのように?;子育ての心理―なぜ我が子はかわいいのか?;仲間づくりの心理―正の同類性を支える認知基盤;差別と偏見の心理―ダークサイドの認知基盤)
4 なぜヒトは間違うのか(環境破壊―わかっちゃいるけどやめられない;迷信と信仰―信仰心は進化の産物か?;非合理性と適応―「合理的」とはどういうことか?)
5 ヒトは遺伝子の奴隷か(文化―もうひとつの環境;ニッチ構築―環境をつくるサル;「適応的ではない」―同性愛や自殺は進化の結果?)
著者等紹介
小田亮[オダリョウ]
1967年徳島県生まれ。1996年東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了。博士(理学)。京都大学霊長類研究所教務職員、名古屋工業大学講師などを経て、名古屋工業大学大学院工学研究科教授。日本人間行動進化学会理事・副会長。専門は自然人類学、比較行動学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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