出版社内容情報
観点別データのバラツキを表現できるレーダーチャート(クモの巣グラフともいわれる)はさまざまな場面で用いられているが、定性的であるため比較判断には向いていない。観点別データを生かしながら、統合的に数値で捉えることが不可欠となる。そのための方法、RC-POWERを詳説。
【目次】
内容説明
レーダーチャートの観点別データを正しく理解・判断し、納得できる意思決定を支援するためのデータ統合法。レーダーチャートは観点別データの大きさとバラツキを一括して表現できるため、多様な場面で用いられている。しかし、観点の並べ方によって印象が変わるため、調査対象を客観的に比較・判断するには適していない。この限界を超えてデータを統合するために、レーダーチャートの基礎から、全体の良い悪しを量的に判断するための観点別データの統合法「RC‐POWER」までを、具体例と図解を用いて詳しく解説。
目次
1 これまでレーダーチャートで何をどう捉えてきたか
2 観点別データを定性的に捉えるためのグラフ
3 レーダーチャートをめぐる考察
4 レーダーチャートの作り方
5 レーダーチャートの数値化
6 RC‐POWERの特性
7 RC‐POWERの使用例
8 RC‐POWERの精緻化
9 観点別から全体の良し悪しを客観的に判断するために
著者等紹介
立野玲子[タチノレイコ]
1955年愛知県名古屋市生まれ。OBSSy代表、中央大学研究開発機構客員研究員(機構教授)。津田塾大学卒業、同大学院修士課程修了、お茶の水女子大学大学院博士後期課程修了、博士(理学)。財団法人東京都臨床医学総合研究所、公益財団法人東京都医学総合研究所にて、生命情報工学として、MRIや顕微鏡画像など生命科学分野における画像解析の研究に従事。あわせて、関東学院大学理工学部・大学院にて医用画像工学の講義を行う。現在は、これまでの経験をもとに、OBSSy(Office Bringing Science to Society)を立ち上げ、人々の思考・判断・行動の営みに寄り添い、とりわけ判断の場面を支える活動を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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