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出版社内容情報
リーダーシップ、組織風土、ウェルビーイング、ワークライフ・バランスなど、組織の行動・認知・感情にとって重要なトピックを研究する組織心理学を発展させてきた重要な14の研究を取り上げ、その背景、概要、発展、批判、応用まで、体系的に解説。
【目次】
内容説明
組織を動かす「心理」の古典研究を、いま再考する―リーダーシップ、モチベーションから組織風土まで。個人、チーム、組織はどのように機能するか。改善することができるか。職場で働く個人を中心に職場集団や組織のダイナミクスを研究する組織心理学の基盤を築いた14の重要研究をピックアップ。人的資本時代に不可欠な研究の背景、概要、発展、批判、応用まで体系的に解説。学生、研究者、ビジネスマンにとって必読と好評の「再入門」シリーズ最新刊。
目次
組織心理学の古典研究への招待
1 仕事の場を組織する(ワークデザイン リリアン・ギルブレスの疲労研究・再入門;仕事をしているグループと関わる メイヨーのホーソン実験・再入門;目標設定 ロックとレイサムの目標設定研究・再入門)
2 動機づけ、協力、健康(動機づけ デジの報酬と内発的動機づけに関する研究・再入門;組織同一視 マエルとアシュフォースの「卒業生と母校」研究・再入門;組織市民行動 スミス、オーガン、ニア・再入門、そして、不屈の精神、意思、市民性から学ぶ教訓;職務ストレス カラセックの職務要求―職務コントロール研究・再入門)
3 リーダーシップとフォロワーシップ(社会階層の基盤 フレンチとレイヴンによる勢力基盤(およびステータス)・再入門
リーダーシップ・スタイル レヴィン、リピット、ホワイトの少年クラブ研究におけるリーダーシップ・再入門
リーダーシップ行動 オハイオ州立大学研究・再入門
フォロワーシップ ウェップのリーダーシップ、フォロワーシップ、友情研究・再入門)
4 公正、平等、ダイバーシティ(組織的公正 グリーンバーグの賃金不公平研究・再入門;職場におけるジェンダー シャインの「管理職=男性」研究・再入門;ダイバーシティ アンコナとコールドウェル「人口統計的属性とデザイン」研究・再入門)
著者等紹介
ステフェンズ,ニクラス・K.[ステフェンズ,ニクラスK.] [Steffens,Niklas K.]
クイーンズランド大学心理学部准教授兼ビジネス・組織心理学センター長。リーダーシップとフォロワーシップ、グループプロセスとチームワーク、応用的な文脈における健康と幸福を研究テーマとし、これまでに世界中の100人以上の研究者と共同研究を行ってきた。組織、コミュニティ・グループ、産業界と協力し、理論とエビデンスを用いて応用問題を解決し、グループや組織の機能を改善するためのコンサルティングを行っている
リンク,フロア[リンク,フロア] [Rink,Floor]
オランダ、フローニンゲン大学組織行動学正教授。心理学の理論を通して組織や経済の現象を説明している。主な研究テーマは、ダイバーシティへの対応、倫理的意思決定、地位分化など、集団内・集団間のアイデンティティ・ダイナミクスを伴う労働環境である
ライアン,ミシェル・K.[ライアン,ミシェルK.] [Ryan,Michelle K.]
オーストラリア国立大学グローバル・インスティテュート・オブ・ウィメンズ・リーダーシップ初代所長、社会・組織心理学教授。フローニンゲン大学ダイバーシティ教授(非常勤)。最近、欧州研究会議(European Research Council)の助成金を得て、文脈とアイデンティティが女性のキャリア選択をどのように形成し、制約するかを調査した。アレックス・ハスラム(Alex Haslam)と共同で、危機的な状況において、女性は男性よりも指導的地位を占める可能性が高いという「ガラスの崖」現象を明らかにした。ニューヨーク・タイムズ紙で、「ガラスの崖」が「2008年を形成したアイデア・トップ100」に選ばれた
林洋一郎[ハヤシヨウイチロウ]
東北大学大学院文学研究科博士後期課程満期取得退学。博士(文学)。現在、慶應義塾大学大学院経営管理研究科准教授。主要な研究領域は組織の公正、メッセージ・フレーミング、制御適合など
池田浩[イケダヒロシ]
九州大学大学院人間環境学府博士後期課程修了。博士(心理学)。現在、九州大学大学院人間環境学研究院准教授。主な研究領域は、リーダーシップ、ワーク・モチベーション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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