出版社内容情報
心理学、言語学、認知神経科学の最新知見から、イメージ、感情、隠喩など意味形成は世界との身体的なつながりに根ざしており、芸術は意味を見つける人間の根源的な営みであって、最も根源的な哲学の基盤でもあることを検証、大胆で新しい心の概念を提示。
ジョージ・レイコフとの共著『レトリックと人生』で著名なマーク・ジョンソンの最新作。
【目次】
内容説明
人間にとって意味は、世界との身体的なつながりの上に築かれる。イメージ、感情、隠喩など、意味形成は環境との多様な身体的関わりに根ざす。その経験が哲学的思索の基盤であり、芸術は意味を見つける人間の根源的な営みである。認知に関する心理学・言語学・神経科学の最新知見や現象学とプラグマティズムの背景から大胆で新しい心と理性の概念を提示。認知科学における数多くの古典的著作で知られる、M.ジョンソンの最新作。
目次
序論 意味は言葉以上で、概念よりも深い
第一部 身体的意味と感じられる意味合い(生の動き;大きな赤ん坊;「感情が第一だから」―意味の情動的諸次元;意味は生の質に基づく;ウィリアム・ジェームズの「しかし」を感じること―推理と論理の美学)
第二部 身体化された意味と心の科学(有機体―環境の連結における意味の起源―心の非表象的見解;シンボル的意味の肉体的根源;意味に関する脳の役割;身体化された意味から抽象的思考へ)
第三部 身体化された意味、美学、そして芸術(意味―形成の範例としての芸術;音楽と意味の流れ;身体の意味)
著者等紹介
小熊正久[オグママサヒサ]
1951年新潟県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程満期退学(1980)。山形大学名誉教授。文学博士。哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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