子規に至る―十九世紀俳句史再考

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子規に至る―十九世紀俳句史再考

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788518759
  • NDC分類 911.302
  • Cコード C1091

出版社内容情報

俳句は子規により、江戸期の「月並」俳諧を否定して確立されたと考えられてきたが、子規ほどそれらを徹底研究した人はいない。江戸・幕末から明治にかけての俳句史を連続性の下に見て、「国学」という当時の世界観を軸に書き直そうとする画期的試み。



・従来、江戸と近代(明治)は別々に考察されてきたが、「十九世紀」という枠組みを設けることで、連続性と新しさが見えるようになった。

内容説明

子規は江戸後期の俳諧を「月並」として否定し「近代俳句」を創出したと言われてきたが、江戸期の俳句を熱心に分類・評価して、江戸と近代の俳句をつなげた人でもあった。宣長らに発する国学的世界観に基づいて進められた明治維新では、俳人たちも結社をつくるなど政治的な役割を担った。従来見落とされてきた近代俳句誕生のドラマが、江戸から明治への連続性のなかで鮮やかに見えてくる。近代俳句史の前提が変わる力作。

目次

第一章 “俳句”の出自(其角に始まる“俳句”;明治初期の“俳句”;“近代俳句”の発明;明治二十年代前半の“俳句”;正岡子規の“俳句”)
第二章 俳壇維新(国学と俳句;天保時代―俳壇維新の起点;俳壇維新への潮流;維新前夜の俳壇;江戸期の春湖と幹雄)
第三章 明治東京俳壇の形成―教林盟社と明倫講社(教林盟社の成立;明倫講社の成立;教林盟社と明倫講社をつなぐ正風社と成蹊社;教林盟社の活動;明倫講社の活動;教林盟社の変遷;明倫講社の変遷)
第四章 近代俳句の成立(太陽暦の受容;“調べ”の俳句史;俳句と国学;一茶受容史;子規と旧派)

著者等紹介

秋尾敏[アキオビン]
昭和25年、埼玉県吉川町(現吉川市)生れ。千葉県野田市在住。本名、河合章男。埼玉大学卒業、図書館情報大学大学院修了(修士〔図書館情報学〕)、筑波大学大学院修了(博士〔情報学〕)。「軸」俳句会主宰、俳句図書館鳴弦文庫館長。平成3年、第11回現代俳句協会評論賞、令和2年、第75回現代俳句協会賞受賞。全国俳誌協会会長、現代俳句協会副会長、野田俳句連盟会長。日本ペンクラブ、日本文藝家協会、俳文学会等会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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