出版社内容情報
小さな診療所で起こる医者と患者のドラマを描いたユーモアとペーソス漂う珠玉のエッセイ集。楽しく読めて医療の勉強にもなります
内容説明
舞台は東京都下の小さな町の診療所。開院して三十年たつので、會祖父からそのひ孫まで四代にわたって患者を診ることもある。さまざまな患者たちと“やぶ医者先生”の触れ合いを通して、医のかたちを浮かび上がらせたユーモアとペーソスの漂う医療エッセイ。楽しく読めて、医学の知識が自然に身に付く。
目次
手洗い(守秘義務)
日にち薬(抗生剤)
霊柩車に乗る(癌)
元祖(鍼)
桑畑(心疾患)
ないしょの過去(医療問題)
鏡の中(湿疹)
目隠し(医薬)
月下美人(美顔器)
お経と線香(血圧)〔ほか〕