出版社内容情報
病いや障害をもつ人とケアする人双方のウェルビーイングの向上を目的として、医学・看護・介護・教育とアート・人文学を融合する新しい学際領域、ヘルスヒューマニティーズ。その考え方と教育プログラム、幅広い領域の実践を紹介するわが国初の本。
内容説明
ケアは一方通行ではない。ケアを受ける人もまたケアを提供しうる。病いや障害をもつ人とケアする人、双方のウェルビーイングの向上、相互回復を目的として、「医学・看護・介護・教育」と「アート・人文学」を融合する新しい学際領域、ヘルスヒューマニティーズ。その考え方、教育プログラム、幅広い領域の実践を紹介する、本邦初の本。
目次
第1部 ヘルスヒューマニティーズの可能性(ヘルスヒューマニティーズの領域形成;ヘルスヒューマニティーズとメディカルヒューマニティーズの教育に関する世界的動向;ヘルスヒューマニティーズの大学院教育―聖路加国際大学看護学研究科の試み;ヘルスヒューマニティーズにおける「アンド」の戦略性―ヘルス・アンド・ウェルビーイングとアート・アンド・ヒューマニティーズ)
第2部 ヘルスヒューマニティーズと思想(人文学の医療的転回へ―表象文化論と自閉症研究との接点を中心に;ヘルスヒューマニティーズにおけるスピリチュアリティの視点;ワンヘルスとヘルスヒューマニティーズ;生きるカへのアートの可能性―批判的実在論・暗黙知のメカニズム・リアリスト評価)
第3部 ヘルスヒューマニティーズの方法(方法としてのアートとセラピー;方法としての文学;方法としてのナラティブ;方法としてのコミュニティ)
著者等紹介
木下康仁[キノシタヤスヒト]
聖路加国際大学大学院看護学研究科特命教授(看護社会学)、立教大学名誉教授。カリフォルニア大学(サンフランシスコ校)人間発達・エイジング研究科博士課程修了。PH.D。主な研究領域は社会学、社会老年学、福祉社会論、質的研究法
井上麻未[イノウエマミ]
聖路加国際大学教授。津田塾大学文学研究科博士後期課程、名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。英エディンバラ大学、ノッティンガム大学大学院留学。主な研究領域は英文学
糟谷知香江[カスヤチカエ]
聖路加国際大学大学院看護学研究科教授。東北大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。主な研究領域は社会心理学、教育心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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