出版社内容情報
いまや世界中が「ゲーム化」している。しかしその思想的意味はどこにあるのか。欧米を追い越し先頭にたった日本、それに迫ろうとしている中国・韓国のゲーム文化。三国の優れた批評のなかに独自性を探りつつ、東アジアのゲーム文化を展望する論集。
・中沢新一、大澤真幸、吉見俊哉、東浩紀など諸氏の「伝説的」名論文を収録。
・同時に、ゲームの最先端を論じた斬新な論文も収録する。
内容説明
はじめてのゲーム批評アンソロジー!いまや世界中が「ゲーム化」している。そのなかで日本、中国、韓国のゲーム文化は独特の存在感を持ち、批評も独自の発展を遂げてきた。本書は、それらの優れたゲーム批評を集成し、「東アジアのゲーム文化」を展望する。中沢新一、大澤真幸、吉見俊哉、東浩紀などの諸氏の「伝説的」論文も収録。
目次
第1部 日本におけるゲーム研究(日本ゲームはいかに語られてきたか―ゲームの批評/研究がめざすもの;ゲームフリークはバグと戯れる;オタク論―カルト・他者・アイデンティティ ほか)
第2部 中国におけるゲーム研究(ゲーム的リアリズム―「第三時間」とマルチパラドックス;デジタル・ワンダーランド、あるいはハードボイルドな世界の終わり―デジタルゲームの時間性を再考する;デジタルな身体、擬似生命、そしてゲーム生態学―ゲームにおけるプレイヤーとキャラクターの弁証法 ほか)
第3部 韓国におけるゲーム研究(韓国ゲーム文化史の再構成;バースト・サーキットボード―草創期の韓国ビデオゲーム産業における模倣のインフラストラクチャーと技術的な実践;韓国ゲーム批評の軌跡と方向)
著者等紹介
楊駿驍[ヨウシュンギョウ]
早稲田大学文学学術院講師。批評家、現代中国文学・文化研究者
〓剣[トウケン]
蘇州大学傳媒学院准教授。専門は現代思想、サブカルチャー
松本健太郎[マツモトケンタロウ]
二松学舎大学文学部教授。専門は記号論、メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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