出版社内容情報
中学生の夢二は死の案内人=ホスピスの先生と一緒に病室をひとつずつ回る。一人ぼっちの人、家族といっしょにいる人。いろんな生、いろんな死。成人した夢二を追った後日譚を付す。あとがきにかえて=谷川俊太郎(詩)
内容説明
中学生の夢二は、死の案内人=ホスピスのお医者さんと一緒に病室をひとつずつ回る。家族といっしょにいる人、ひとりぼっちの人。いろんな生、いろんな死。成人した夢二を追った後日談を新たに付す。いちばんやさしいデス・エデュケーション。
目次
いのちって、湧くこと
悲しくないけど、悲しい
救急車が来た、霊柩車が来た
永遠の子ども
病室は不思議
病室は悲しい
桜の下の野外授業
夢二と伸二
ニィニィ蝉の夏が来た
おばあちゃん、助けたい
増補 夜中の原っぱ
著者等紹介
徳永進[トクナガススム]
1948年、鳥取生まれ。医師、ノンフィクション作家。京都大学医学部卒業後、京都、大阪の病院勤務を経て、鳥取赤十字病院の内科医として勤務。2001年12月、鳥取市内にホスピスケアのある19床の「野の花診療所」を始める。診療所の方針に、「人の悩みから出発する」「患者さんの希望と選択を支える」「昼の雲、夜の星を大切にする」の三つを掲げ、いい最期を見届けていく医療を展開。地域のかかりつけ医療機関として、健康管理、保健・福祉サービスに関する相談にも対応。1992年、独自の信念で地域医療をしている人に贈られる若月賞(第1回)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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