出版社内容情報
昭和の末期、大流行したビックリマンチョコのおまけシール。その渦中にあった6歳と3歳の息子とその仲間たちの克明な日誌的観察記録をもとに、子ども文化、子ども経済、仲間関係の発達を社会歴史的な文脈の中で丁寧に描き出した稀有なフィールド研究。
子どもたちはシール交換やシール収集を通じてなにを学んでいたのか? 日々の何気ない些細な出来事を、子どもたちの生きる時代や社会状況を踏まえて丁寧に分析する。
内容説明
昭和の末期、バブル景気のもと大流行したチョコ菓子のおまけシール。就学前の二人の息子と仲間たちの克明な日誌的観察記録をもとに、子ども文化、子ども経済、仲間関係の発達を、社会歴史的な文脈の中で丁寧に描き出した稀有なフィールド研究。
目次
序章 ビックリマンシールに先立つ子ども文化
第1部 ビックリマンシールへの欲望に火がつき燃え上がる(欲望がくすぶり始め火がつく―1987年7月・8月・9月;欲望の火が燃え広がる―1987年10月・11月・12月)
第2部 ビックリマンシールへの欲望が薄れていく(ビックリマンシールの流行の飽和―1988年1月~1988年3月;ビックリマンブーム消滅への長い道のり―1988年4月~1990年3月)
終章 歴史的状況に埋め込まれた子どもたちの発達
著者等紹介
麻生武[アサオタケシ]
1949年生まれ。1982年大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得満期退学。現在奈良女子大学名誉教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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