出版社内容情報
当事者たちによるSNSでの意見表明がどのようにして、行政、一般の人々等を巻き込み、全国へと伝播し、同性パートナーシップ政策を成立させたのか。詳細な経緯記録とその分析をもとに、多数決により常に敗北するマイノリティの展望と希望に繋ぐ。
目次
序章
第1章 新政策の採用―渋谷区(「同性パートナーシップ条例」の制定過程;運動家によるフレーム形成 ほか)
第2章 波及元―世田谷区(「世田谷区パートナーシップ宣誓」の制定過程;制度の導入決定後に行われたフレーミング ほか)
第3章 政策波及―札幌市(「札幌市パートナーシップ宣誓制度」の導入過程;運動家によるフレーム形成 ほか)
第4章 政策波及―港区(「みなとマリアージュ」の導入過程と運動家によるフレーム形成;区長・議員・職員への影響 ほか)
終章
著者等紹介
横尾俊成[ヨコオトシナリ]
1981年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学人間科学部卒業。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。株式会社博報堂、認定NPO法人グリーンバード代表を経て、港区議会議員。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了後、慶應義塾大学SFC研究所上席所員。博士(政策・メディア)。第6回マニフェスト大賞・グッドマニフェスト賞および第10回同大賞・優秀コミュニケーション・ネット選挙戦略賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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