出版社内容情報
特集では、社会の激変により従来の連字符社会学がその有効性を減ずるなか、新たな社会学を志向する6論文を掲載。公募特集の3論考は、新型コロナが文化的存在としての我々を脅かすいま、文化社会学にどのような視座の転換が求められるかを提起する。
目次
巻頭エッセイ 馬車挽きのいる風景
特集 ゲーム・チェンジャーとしての社会学(「ジェンダーの社会学」は「ゲーム・チェンジャーとしての社会学」か?;オリンピックによる「ゲーム・チェンジ」の批判的検討―東京2020における「アーバンスポーツ」の取り込みとスケートボード ほか)
連載(くまじろーのシネマ社会学7 岡本喜八戦争娯楽映画の面白さと限界;極私的社会学6 グループホームで父を看取る(6)―“そのとき”は、いつ訪れるかわからない?!)
公募特集 ポストコロナに向けた文化社会学再考(COVID‐19と文化社会学―“文化”なるものをとらえ直す好機として;ローカルなフェス“主催者”の生成―「フェス観測会2016」を中心としたアクションリサーチを通じて ほか)
連載(大学教員ポストをめぐるホントのところ1 公募戦士が身に付けるべきスキルと戦略;ネコタロウに聞け!社会学者スーパースター列伝9 綿貫譲治 ほか)
著者等紹介
三浦耕吉郎[ミウラコウキチロウ]
関西学院大学社会学部教授。専門は、生活史、差別問題、環境社会学、質的調査法
小川博司[オガワヒロシ]
関西大学社会学部名誉教授。専門は、メディア文化研究、音楽社会学
樫田美雄[カシダヨシオ]
神戸市看護大学看護学部教授。専門は、福祉社会学、医療社会学、高等教育論
栗田宣義[クリタノブヨシ]
甲南大学文学部教授。専門は、文化社会学、社会理論、社会運動と政治的暴力
好井裕明[ヨシイヒロアキ]
社会理論・動態研究所所員。専門は、日常的差別のエスノメソドロジー、映画の社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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