出版社内容情報
〈現実〉は人びとのあいだで構築される――ソーシャル・コンストラクショニズムの考え方は、対人支援の理論と研究、実践を問い直し、それらを結ぶツールとなりうる。その有効性を読み解き、対人支援の新たな可能性をひらく試み。
内容説明
“現実”は人びとのあいだで構築される―ソーシャル・コンストラクショニズムの考え方は、対人支援の理論と研究、実践を問い直し、それらを結ぶツールとなりうる。その有効性を読み解き、対人支援の新たな可能性をひらく試み。
目次
序にかえて―言葉としてのソーシャル・コンストラクショニズム、そして対人支援
第1部 概説(ソーシャル・コンストラクショニズムと心理学)
第2部 ソーシャル・コンストラクショニズムへの視点(現象学的心理学の立場から―ソーシャル・コンストラクショニズムとの対話と直接経験を超える心理学;対話理論の立場から―バフチンが射程とする内的社会としての意識と異文化間交流 ほか)
第3部 心理学研究とソーシャル・コンストラクショニズム(ディスコース分析とソーシャル・コンストラクショニズム―その多様性と認識論上の位置づけ;エスノメソドロジーからパーソナルメソドロジーへ―心理学研究としてのソーシャル・コンストラクショニズムの可能性 ほか)
第4部 対人支援実践とソーシャル・コンストラクショニズム(ナラティブ・セラピーの実践―支配的なディスコースの脱構築;ホームレス支援における新たな言説の創造―ハウジングファーストの社会的構築の展開 ほか)
著者等紹介
能智正博[ノウチマサヒロ]
東京大学大学院教育学研究科教授。Ph.D.(リハビリテーション・カウンセリング)。専門はナラティブ心理学、質的研究法
大橋靖史[オオハシヤスシ]
淑徳大学総合福祉学部教授。博士(文学)。専門はディスコース心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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