内容説明
新型コロナウイルスによって、グローバルに多くの人が移動し行き交うような観光はとまってしまった。しかし、そのなかでこそ「新しい観光様式」とは何かが見えてくる。デジタルテクノロジーの進展にともなうバーチャル観光、オンラインツアーから、地域密着型の持続可能な旅まで、コロナ以後の観光の可能性を探る。
目次
1部 アフターコロナの観光に関する社会理論(「歓待を贈与する観光」へのディアレクティーク;メディアと化す旅/コンテンツと化す観光―バーチャル観光による「体験の技術的合成」を考える;アフターコロナ期に向けたオンラインツアーの仕組みづくり;ソーシャル・ディスタンスはなぜそう呼ばれるか―旅を再想像するための一考察;選択にいたる過程―あるいは“ともにある観光者”への想像力について ほか)
2部 アフターコロナの観光に関するフィールド的考察(歓待と非歓待のあわいで揺れる―与論島にみるCOVID‐19時代の観光移動と観光地;パフォーマンスのインボリュージョン―ウィズCOVID‐19の浅草における和装と写真と食べ歩き;オーバーツーリズムに冷水を浴びせたCOVID‐19―世界遺産都市ジョージタウンは「節度ある観光地」へと仕切り直すべきだ!;観光を取り込む・放置する―インドネシアから再考する「観光のレジリエンス」;モラル・エコノミーとしての観光―北タイ山地民カレンの観光実践 ほか)
著者等紹介
遠藤英樹[エンドウヒデキ]
立命館大学文学部教授。専門は観光社会学、ポピュラーカルチャー研究、社会学理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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