出版社内容情報
全集第3期として、16巻以降2000年までの著作を6冊にまとめる。本巻は、著者渾身の美術論2作。マネ、ドゥガ、北斎、ロートレック等々に「調和をめざす創造的想像力」の働きをさぐる。【内容】調和の幻想――紫禁城と天壇 露地と長恨歌 対句とアシンメトリー 宗達とドゥガ 《源氏物語絵巻》へ パースペクティヴをめぐって 春草とホードラー マネとドゥガ――影響とは何か 《オランピア》・ヴィーナス・富士 ドゥガと北斎 北斎トゥールーズ=ロートレック――プロローグ トゥールーズ=ロートレック ロートレックとドゥガ ドゥガ――プサンとアングルからの影響 「ヴィーナスの思想」 覗く、観る、描く ロートレックと浮世絵 《ムーラン・ルージュ》 ヴィーナスの「終末」
目次
1 調和の幻想(紫禁城と天壇;露地と長恨歌;対句とアシンメトリー;宗達とドゥガ;「源氏物語絵巻」へ ほか)
2 トゥールーズ・ロートレック(トゥールーズ=ロートレック;ロートレックとドゥガ;ドゥガ―プサンとアングルからの影響;「ヴィーナスの思想」;覗く、観る、描く ほか)