内容説明
いつ起きてもいい。いつ食べてもいい。何をしても、しなくてもいい。子どもキャンプでは、子ども自身が自分で判断し、行動する。スタッフはそれを懸命に支える。やりたいことを自分で決めて行動するキャンプでの自由な体験は、子どもたちの人生に何をもたらし、母親やスタッフたちにどのような気づきを与えたか。50年にわたる生涯的縦断研究の結晶。
目次
1 私たちが試みてきた子どもキャンプ(子どもキャンプとは;子どもキャンプで大切にしてきたこと;子どもキャンプの実際)
2 子どもキャンプを振り返って(児童期から青年期までのキャンプ体験から;30歳代から50歳代での語り合いによる振り返りから;子どもキャンプ体験とライフコース)
3 子どもキャンプを体験したことを改めて考える(それぞれにとっての子どもキャンプの意味;子どもキャンプで子どもと大人は何を体験したか)
著者等紹介
藤崎眞知代[フジサキマチヨ]
1976年日本女子大学大学院家政学研究科修了。1981年お茶の水女子大学博士課程人間文化研究科単位取得退学。お茶の水女子大学大学院助手、群馬大学・明治学院大学教授を経て現在、明治学院大学名誉教授。主な研究分野は生涯発達心理学、保育心理学。本書で取り上げたキャンプには大学院在学中から参加し、現在はその運営を杉本と共に担っている
杉本眞理子[スギモトマリコ]
1976年日本女子大学大学院家政学研究科修了。帝京大学法・文・経済学部教職課程課講師・助教授・教授、文学部教授を経て、帝京大学教育学部教授。主な研究分野は発達心理学、幼児教育学。本書で取り上げたキャンプには大学院在学中から参加している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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