内容説明
深い絶望のなかにいるクライエントが、シンプルだが考え抜かれた質問によって解決の道を歩みだす―。初回セッションの最初の10分間をどう構築するかが自殺予防の鍵を握ると説く著者が、希望を見いだし生かす方法を事例とともに丁寧に解説。いま、もっとも求められている、自殺予防に特化した明快な技法。
目次
本書の使い方
本書のスタイルと目的
自殺と自傷を定義する
提供サービスの現状―リスクアセスメント、マネジメント、薬物療法
自殺の恐れのある人を援助するさまざまなアプローチ
解決志向ブリーフセラピーとは
自殺との遭遇―決定的な最初の10分間
自殺の危険がある人との解決志向アプローチ実践
事例研究―レグと「深みから呼びかけるデーモンたち」
事例断章
ここから私たちはどこへ向かうのか
著者等紹介
ヘンデン,ジョン[ヘンデン,ジョン] [Henden,John]
サセックス大学心理学専攻優秀学位。ブリストル大学カウンセリング学士。英国保健省精神保健サービス内実践家・管理職を経て解決志向アプローチのセラピスト、国際的トレーナー。専門は自殺予防、トラウマ。英国カウンセリング心理療法協会会員。英国看護・助産審議会メンタル・ナース登録。英国王立人文科学協会フェロー。現在、ジョン・ヘンデル・コンサルタンシー代表取締役
河合祐子[カワイヒロコ]
北海道大学文学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得退学。John F.Kennedy University専門職大学院修了。カウンセリング、解決志向アプローチの実践家。公認心理師。現在、北海道医療大学心理科学部准教授
松本由起子[マツモトユキコ]
京都大学大学院教育学研究科臨床心理学専攻博士課程中途退学。1997‐98年に英国タビストッククリニックに留学。専門は近代家族史、通訳・翻訳。現在、北海道医療大学心理科学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みおりえんぬ
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