社会学で読み解く文化遺産―新しい研究の視点とフィールド

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  • サイズ A5判/ページ数 202p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784788516878
  • NDC分類 709
  • Cコード C1036

内容説明

保護から活用へ!あらゆるモノと文化を保存する“遺産化”のプロセスとは?制度・思想・欲望・環境の4つの視点と、世界遺産・産業遺産など13のフィールドから新たな研究のステージを示す、“遺産化”現象の社会学。全27項目、1項目6~8ページ。参照項目とキーワードを手がかりに、関心のある項目を選んでどこからでも読める。日本と海外の先行研究と動向をフォロー。巻末資料と参考文献を掲載。社会学理論の切れ味と世界遺産・文化遺産の知識を同時に学べる。廃墟、アート、メディアなど視野を広げて“遺産化”のゆくえを考察。

目次

1 研究の視点 制度・思想・欲望・環境(“遺産化”とは―遺産研究と社会学的アプローチ;制度の作用―“遺産化”は何をどのように変えるのか;制度の根拠―文化遺産になぜ価値があるのか;制度の拡大―文化遺産を誰がどのように保存してきたか ほか)
2 研究のフィールド(世界遺産制度―データで読み解くグローバルな保護;世界遺産と日本遺産―文化遺産を保存する基準;無形文化遺産―かたちのない文化の“遺産化”;宗教施設―聖と俗の衝突と変容 ほか)

著者等紹介

木村至聖[キムラシセイ]
甲南女子大学人間科学部准教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(文学)。専攻は文化社会学、地域社会学

森久聡[モリヒササトシ]
京都女子大学現代社会学部准教授。法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学、博士(社会学)。専攻は環境社会学、地域社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tnk

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考古学者中心で企画された類書もあるが、本書は「社会学の正統的な知見や概念に引きつけてキーワードを設定」したことが特徴。文化遺産の研究は「社会学の最大にして唯一の研究対象である『近代化』の中心に据えることができる」と分かる。2023/02/04

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