出版社内容情報
アンネがつづる平和の願いと淡い恋の素敵なエッセイ。
第二次世界大戦中、ナチの警察の目を逃れて二年一か月に及ぶ隠れ家生活をおくったアンネ・フランクは「日記」や１３編の「童話」を書いたかたわら幾つかのエッセイを残しました。風の音にも脅えた隠れ家生活でも將来は映画スターになりたいと思って書いた「わたしって美人かしら？」をはじめ５編のエッセイを収載、暗い生活のなかでも決して夢を忘れなかったアンネの人柄が忍ばれる一冊です。
内容説明
暗い隠れ家生活の中で、少女アンネはペーターに淡い想いを寄せていました。「戦争が終わったらペーターの写真を机の上に飾りたい」と思いながらも、アンネの夢はかないませんでした。平和を願い続けたアンネ・フランクの珠玉のエッセイ集です。
目次
第１章 学園生活の思い出（わたしの中学生第１日の思い出；幾何の授業 ほか）
第２章 考えること（なぜ？ ほか）
第３章 夢（映画スターになる夢；わたしって美人かしら？）
第４章 忘れ得ぬ人たち（下宿人たち；初めての作品）
第５章 未完の青春―遺作（キャディーの生活 ほか）
