内容説明
ヴィゴツキーの人生と著作は、いかにして現代の革命的、実践的な心理学のための触媒となるか。平凡で日常的な営みのなかでの「パフォーマンス」のもたらす革命性とは?ヴィゴツキー理論を適用する教育や研究ではなく、その実践的‐方法論的アイディアを拡大し完成させることを目指す「生成の心理学」の理論・方法と可能性。
目次
第1章 ヴィゴツキーと心理学―論争の中の論争
第2章 方法論としての実験室
第3章 実践―ヴィゴツキーの“道具と結果”方法論と心理学
第4章 発達の最近接領域―心理学的単位か、革命的統一体か?
第5章 ZPDで遊ぶ/ZPDを遊ぶ
第6章 思考と発話研究における修正と革命
第7章 歴史的なるヴィゴツキーを完成する
第8章 論理学とサイコセラピー
著者等紹介
ニューマン,フレド[ニューマン,フレド] [Newman,Fred]
哲学者、サイコセラピスト、劇作家。Ph.D.(スタンフォード大学)。ソーシャルセラピーの創始者であり、グループと短期心理療法のためのイーストサイド・インスティチュートをホルツマンらとともに設立した。セラピーの実践や政治的活動、戯曲の執筆など精力的に活躍していたが、2011年に逝去
ホルツマン,ロイス[ホルツマン,ロイス] [Holzman,Lois]
グループと短期心理療法のためのイーストサイド・インスティチュート所長。Ph.D.(コロンビア大学)。ソーシャルセラピーの実践を通して、発達におけるパフォーマンスの意義を伝え続けている
伊藤崇[イトウタカシ]
北海道大学大学院教育学研究院准教授。博士(心理学)。専門は言語発達論、発達心理学
川俣智路[カワマタトモミチ]
北海道教育大学大学院教育学研究科准教授。修士(教育学)。専門は臨床心理学、教育心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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