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内容説明
世界遺産「白川郷」で暮らすとは?「生きている文化」を遺産(リビングヘリテージ)として遺すとはどういうことか。生活の場全体が世界遺産になった「白川郷」の人びとの体験と実践をたどりつつ、「文化の資源化」プロセスを克明に描く。
目次
第1章 白川村の発見―「大家族制」論の系譜とその波紋
第2章 「合掌造り」の資源化―民家が世界遺産になるまで
第3章 「白川郷」のまもり方―「守る会」委員会活動の現場から
第4章 文化遺産の保存/活用装置としての民宿と女性の役割
第5章 世界遺産「白川郷」の景観は「悪化」しているのか
第6章 文化遺産のオーセンティシティはどこにあるのか―民家の移築保存と現地保存をめぐって
著者等紹介
才津祐美子[サイツユミコ]
長崎県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得後退学。博士(文学)。現在、長崎大学人文社会科学域(多文化社会学部・大学院多文化社会学研究科)教授。専門分野は、民俗学・文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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いくら丼
5
白川郷、ひいては世界遺産の住民たちに付き纏う問題や争点を、保護されてきた経緯やそこで起こった様々な変化から広い視点で考察し、生活感とともに掘り下げてくれる良い本。分量も密度も充実した書籍で、外側から何となく見るだけではわからない色んな課題を共有してくれる。しかし放水銃はともかく、敢えて合掌造りから遠いデザインで雪の対策をするやり方はどうなのか……。著者も述べている通り、文化は変化するもの。敢えて伝統の文脈から切り離すことは、生きているはずの文化を過去と現在に分断し、殺してしまうことにもなりはしないか……。2023/11/03




