内容説明
うまれたての赤ちゃんが、どのように他者と心の世界を共有しはじめ、自他のちがいに気づき、社会性を身につけていくのか―新生児期から2歳半までの「共同注意」の発達の様相を丹念にたどり、謎に満ちた人の心の原点に迫る。
目次
序章 共同注意研究の発端と論点
第1章 共同注意の種類と機能
第2章 前共同注意(誕生後~)―共同注意の基盤をつくる
第3章 対面的共同注意(生後2か月頃~)―二項関係にひそむ三項関係
第4章 支持的共同注意(生後6か月頃~)―人から物へ向かう時期
第5章 意図共有的共同注意(生後9か月頃~)―意図理解と意図共有をともなう「共同注意」
第6章 シンボル共有的共同注意(生後15か月頃~)―他者と精神世界を共有する心の働き
著者等紹介
大藪泰[オオヤブヤスシ]
1951年、神戸市生まれ。早稲田大学第一文学部心理学専修卒業、同大大学院文学研究科博士課程(心理学専攻)満期退学。長野大学産業社会学部専任講師、早稲田大学文学部助教授、教授を経て、早稲田大学文学学術院文化構想学部教授、博士(文学)。早稲田大学第一文学部長、第二文学部長、文化構想学部長、文学学術院長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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