重役室のサル―人間も組織も、こんなに「動物」だった

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  • サイズ B6判/ページ数 395p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334961916
  • NDC分類 361.7
  • Cコード C0098

内容説明

人食いザメのうごめく、ビジネスの海で泳ぐのにも疲れた。役員室のえらそうなサルにも、うんざりだ。そんなとき、本物の動物たちが、職場のジャングルでうまくやっていく方法を教えてくれる。なぜあいつだけが、金ピカの肘掛け椅子を与えられているんだ?あの大きなサルの部下として、ふやけた太鼓持ちにならずに生き延びるためには、どうすればいいのだろう。一匹オオカミはなぜ敗北者になるのか。この本は私たちの職場生活に、直接結びついている。サラリーマンが「真剣」に悩んでいることがらの意味が、ついに解明される。

目次

ここはジャングルだ―われわれはなぜ、動物のマネをしたがるのか
気だてのいいサル、悪いサル―「非利己的遺伝子」の探求
まず否定してみるのはなぜか―ものごとがじっさい以上に悪く見えてしまう理由
獰猛な野獣たちの政治力―「ムーアの法則」と「サルの法則」
誰がエライのかを決めておくということ―階層制が機能する理由
熾烈な争いに勝ち抜く―職場における出世競争の仕掛け方
かしこまって膝をつく人々―部下たちのための戦略
モンキーハウスのおしゃべり―ゴシップと「それでどうなった?」のケモノ道
キスで謝り、バンバン殴る―「ごめんなさい」の博物誌
いろいろな顔つきの会社的意味―表情をフィールドワークする
人相がもたらす宿命―成功するか失敗するかは顔しだい
サルまねというけれど―模倣の力を活用せよ
ランチにはウサギを食べよう―肉食動物として企業に生きる
恐怖という支配について―悪党のほうが栄えているように見える
群れて走る会社の動物たち―一匹オオカミはなぜ敗北者なのか

著者等紹介

コニフ,リチャード[コニフ,リチャード][Conniff,Richard]
1997年、「スミソニアン」誌に掲載した記事で全米雑誌賞を受賞。1998年には、BBCで放映されたBetween Pacific Tidesで自然世界を扱う最優秀テレビ台本に与えられるワイルドスクリーン賞を受賞。「アトランティック・マンスリー」「ニューヨークタイムズマガジン」「タイム」「ナショナル・ジオグラフィック」誌でも活躍している

勝貴子[カツタカコ]
英語、スペイン語を中心に小説やノンフィクションなどの翻訳に従事。明星大学言語文化学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mach0.9

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サルの社会性は大好物。 実はビジネス書。すさまじくビジネスでありながら広範な事象を紹介しつつ教訓めいたまとめに持ち込むその手腕に驚き。内容的には1:人間の序列も感情も権力も皆本能 2:それを利用する手段はある。3:上手く利用して泳ぎ、そして生きるこったね。4:チームワークこそが居心地良い生産性の高い関係。5:緊張はスパイス。6:総取りの高圧的な態度にも利得はあるが最終的な成功までは保証しない。読み物だから教訓を求めすぎないように2012/06/27

Tom Zacky

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なかなかボリュームがあって読み辛いが、人をサル(orチンパンジー)扱いがおもろいw まさに、サルと同じくボス猿のごとく振舞う人々や群れを分析している(皮肉だけでなく、イイ分析もあるんよw)。 有名経営者やヒドイ経営者層の実例豊富でおもろい(多すぎて混乱するっていう噂もw)w ※まえがきより『オフィスのサルの皆さんへ 顔を上げて吠え続けられるよう、 お役に立つことを祈りつつ本書を捧げる』2011/12/12

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