内容説明
「展覧会」のスケールを超えたおそるべき作品群と未曽有の展示空間により、「飼いならされて」いないアートとは何か、その問いと答えをわれわれに突きつけた“堂島ビエンナーレ2019:シネマの芸術学 東方に導かれて ジャン=リュック・ゴダール『イメージの本』に誘われて”。ゲルハルト・リヒター“アトラス”最新版(本邦初公開)含めた全記録と詳細な書き下ろしテキストを大胆に構成、完全バイリンガル版にて満を持して刊行!
目次
はじめに
危険と魅惑に満ちた「夢の工場」
なぜ人類は文明化していくほどに野蛮化するのか
図版/作家・作品解説
ゲルハルト・リヒター―多次元化する幻影
ゴダール、戦争のイコノグラフィー
引用で考える―ゴダール『イメージの本』解説