内容説明
本巻は、観察日誌を全面的に読み直し、組み直して、ナラティヴ論の視点から新たに執筆。1歳後半から2歳代に焦点をあてて、ことばと「私」という自己ものがたりの発生プロセスを丹念にたどる。シリーズ全3巻、完結。
目次
1 私のめばえ―ことばが生まれるすじみち3(私の意志のはじまり(「欲しい」「いや」の身振りとことば)
社会的ネットワークのなかの私(ここの人びとのなかで生まれる私;子ども仲間としての私))
2 ものがたりの発生―ことばが生まれるすじみち4(経験とことばをむすぶ(見立てとごっこのはじまり;ことばとことばをむすぶ)
ことばで経験をつくる(経験を語り、経験を変えるナラティヴ;ここにない世界をつくる))
著者等紹介
やまだようこ[ヤマダヨウコ]
山田洋子。1948年、岐阜市で生まれる。愛知淑徳大学教授、京都大学教授、立命館大学特別招聘教授など歴任。京都大学名誉教授。ものがたり心理学研究所長。教育学博士。日本質的心理学会の設立に関わる。専門は、生涯発達心理学、ものがたり(ナラティヴ)心理学、文化心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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