よりみちパン!セ<br> 人間の条件 そんなものない (増補新版)

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よりみちパン!セ
人間の条件 そんなものない (増補新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 432p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788515642
  • NDC分類 K361
  • Cコード C0095

出版社内容情報

人間にとっての「最低限度」の生活って? 



〈できる〉か〈できない〉かで人間の価値が決まる。できれば「多くとれる」。

そういう考えは、まったく正しくない。それはなぜか──人間がそのままの姿

で生きている、そのことの価値と意味を、さまざまな運動の歴史と深い思索の

数々を丁寧に参照しながら、論理的に解き起します。成果主義、能力主義、自

己決定、尊厳死、介護、格差、貧困、税。それらはいままさにその内実を再検

証され、この国に生きる人々とシェアされるべきでしょう。著者の生涯をかけ

たテーマがマンガやイラスト交え、易しく描かれます。憲法二十五条をめぐる

インタビュー「健康で文化的な最低限度?」を増補。

立岩 真也[タテイワ シンヤ]
著・文・その他

内容説明

「できる」か「できないか」で人間の価値は決まらない。できれば「多くとれる」。そういう考えも全く正しくない。それはなぜか、この本に書いてある。人間がそのままの姿で生きている、そのことの価値と意味を、様々な運動の歴史と深い思索の数々を参照しながら、泣く子も黙る“生存学”のたおやかな巨匠が、論理的に説き起こす。

目次

できなくてなんだ
ならどうならよいか・1
しかしこの世の仕組み―私たちの社会は変だ
でも社会はそうじゃないかという話
人は違うものを信じている
差は仕方がない、必要だというお話について
「機会の平等」というお話がいけてない話
むしろ差は大きくなる
文句の言い方
世界の分け方〔ほか〕

著者等紹介

立岩真也[タテイワシンヤ]
1960年、新潟県佐渡島生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。2007年より、文科省の採択による、新しい教育、研究拠点としての「生存学研究センター」長を務める(2012年を除く)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ネムル

16
中途障害を抱え、「できる」から「できない」へ大きく飛翔し、何が「できない」のか周りもわからないままにイライラをぶつけられ、そもそも何が「できない」のか自分にもよくわからないままに読んだが、モヤモヤはいや増すばかり。身体障害者を徒競走で健常者と一緒に走らせるか、という問いが深い(走ら「せる」かという問いかけにまず落とし穴がありそうだが)。とりあえず、不平等、ベーシックインカムあたりを学びたい。2018/10/25

aof

4
ものすごくまわりくどく、言葉を尽くそうとして、わかりにくい立岩さんの本。でも、すごく大切なことが書いてある。できることに価値をおき、対価を渡すこの社会の仕組みは当然ではない、というところに立脚したときにどんな風景が見えてくるのか。 いろんなエッセンスがあったけど、学校を生活の場として見てみること、学校の拘束時間が長過ぎること(それは職場も!)、走りたくない子が走らなくたって社会に出たらなんにも困んないこととかが心に響いた。 学校がそんな場所なら、どれだけの子どもが救われるだろう。2023/08/05

kentaro mori

4
「できることはよいことか」ーそんなこと考えたことさえなかった。しかし、一度このことを考えると、いかに自分が「常識」にとらわれていたのか、がわかる。そして、「できない」人たちを排してきたのかを。●「不自由」をどう考えるかということ。したいことができないのはたしかに困ったことです。でも、自分ができないことを他人にやってもらったらちょうど同じになる場合もある。●「できる」「できない」ということの意味をもっと考えたほうがいいだろうと思っています。2018/08/03

JunTHR

4
立岩真也による文体はウネウネしてるように確かに感じられるが、一文ずつ素直に読んでいけば、その思考を辿っていけるのだとよくわかる。立岩社会学への最良の入門となった。次は、おそらく本書に近い内容を詳しく書いた『第2版 私的所有論』に進もう。 社会の仕組みはほんとうにそうするしかないのか?そもそも、その前提は、ほんとうにそうであるのか?という疑問の立て方とそれに対するオルタナティブの提示は、かなりラジカルだが、いや、でも確かにそうだよなぁと腑に落ちる。 『人間の条件 そんなものない』のである。2018/07/09

oko1977

2
・私達は以下の価値観をもった社会で生きている。 ・自分ができると自分が得をすることがある。 ・自分ができるが自分の価値である。 ・人は役割が決まっていない関係の中では自分の取り分を意識することはないが、分業が固定されると自分の取り分を主張する気持ちが出てくる。 ・作ったことと受け取る権利はつながるものではない。よって性能のよい脳、性能のよい身体をもっている人が得をしてよい理由はほんとうはない。2024/01/13

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