内容説明
「知・情・意」に科学的方法論で挑む!文学や音楽、思想は科学の対象となるか?とらえがたい心のはたらきをいかに数量化するか?量的研究と質的研究の壁をこえて人間の複雑さに迫る、最先端の心の科学。
目次
高次感性と量的研究
第1部 文学における高次感性(虚構理解の認知過程;汎文芸テキスト解析論)
第2部 思想・芸術における高次感性(聖書解釈の計量分析;日本民謡の計量分析;批評の計量分析)
第3部 社会における高次感性(感情機構のシミュレーション;笑顔の進化と発達;人工物に対する認知構造)
高次感性の科学に向けて
著者等紹介
徃住彰文[トコスミアキフミ]
北海道大学文学部哲学科卒業、北海道大学大学院文学研究科博士課程心理学専攻単位取得満期退学、博士(行動科学)。聖心女子大学助教授、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻准教授を経て、同教授に就任。2013年7月1日逝去。専門分野は認知科学、心理学、感性工学。日本認知科学会運営委員や日本感性工学会理事などを歴任
村井源[ムライハジメ]
東京大学工学部計数工学科卒業、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了、博士(工学)。現在東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻助教。主な専門分野は計量文献学、テキストマイニング、デジタル・ヒューマニティーズ。聖書からTwitterまで幅広いメディアでのテキストの意味解釈を科学化する研究を行っている。情報知識学会および日本デジタル・ヒューマニティーズ学会で理事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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