概説子ども観の社会史―ヨーロッパとアメリカにみる教育・福祉・国家

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 398p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788513617
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C3022

内容説明

捨て子、虐待、酷使、極貧、非行!アリエスの社会史を超える子どもの実態。ルネッサンス以後500年間のヨーロッパ子ども史を俯瞰する待望の概説書。子どもの観念・イデオロギーと、人口動態・家族・経済などマクロな歴史変動を照らし合わせ、親たちの愛情と子どもの生活実態を実証。ロック、ルソーなどの教育思想と近現代の福祉政策を交差させ、子どもと大人の融合・分離を問う。

目次

第1章 序論―子ども期の観念と実態
第2章 古代と中世ヨーロッパの子ども観
第3章 中産階級の子ども期イデオロギーの展開―一五〇〇~一九〇〇年
第4章 家族・労働・学校―一五〇〇~一九〇〇年
第5章 ヨーロッパの子ども・博愛団体・国家―一五〇〇~一九〇〇年
第6章 子どもの救済―一八三〇年頃~一九二〇年頃
第7章 「子どもの世紀」?―一九〇〇年~現在
第8章 結論

著者等紹介

北本正章[キタモトマサアキ]
1949年徳島県生まれ。1984年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、青山学院大学教育人間科学部教授。専門、教育学・教育の社会史・子ども学・家庭教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

陽香

1
201311032014/04/09

鵜殿篤

0
【要約】「子ども」という概念および実態が主にヨーロッパと北米でどのように変化したか、先行研究の到達点と疑問点を簡潔にわかりやすくレビューした上で、人口動態史など社会史が積み重ねた実績を睨みつつ、福祉政策など国家レベルの政策にも目配りしてまとめた、論理的枠組が明快な概説本。2017/04/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7737225
  • ご注意事項