内容説明
住まいが家族をつくり、家族が住まいをつくる。文化、歴史、生活、家族の思いが交差する場所としての住まいのあり方を、「ナワバリ学」の視点から解き明かす。
目次
第1章 家族と住まいのナワバリ学
第2章 夫婦と親子の深層心理
第3章 床上文化と家族温情主義
第4章 理想の間取りとは
第5章 三世代同居の深層心理
第6章 ルームシェアのナワバリ学
第7章 新説・日本の住まいの近代史
著者等紹介
小林秀樹[コバヤシヒデキ]
千葉大学大学院工学研究科・教授。専門は、住環境計画(住まい・まちづくり・住宅政策)。1977年、東京大学工学部建築学科卒業。設計事務所勤務を経て、1985年、同大学院工学研究科博士課程卒業(工学博士)。1987年、建設省建築研究所。2001年、国土技術政策総合研究所・住宅建画研究室長。2002年、千葉大学工学部助教授。2003年、同教授。2007年、大学院所属に組織替え、現在に至る。受賞歴に、日本建築学会賞(2007)、住宅総合研究財団・清水康雄賞(2008)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ponnnakano
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二世帯住宅におけるナワバリの分析がおもしろい。時間の経過とともに変わっていくというのも、なるほど納得。2015/03/17
monge
0
斜め読み。 ルームシェアの心理と間取りの変遷がおもしろかった。2013/10/06
さつき
0
「そして、住まいのナワバリ学とは、家族の一人ひとりが、住まいの中で、どのように自分の居場所をもっているか、あるいは、どんなナワバリ争いが起きているかを通して住まいを考えるものだ。」(本文より)図書館にて。返却期限が迫ってて斜め読みのため、理解はイマイチ。もっとじっくり読めたら面白いと思う。家の間取りに興味が湧いた。2013/10/01
たじー
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家の間取りについて深く考えたことはなかったけれど、この本を読んだことで考える機会が生まれた。言われてみれば、祖父母の家はL+DKだが、自宅はLD+Kになっている。中廊下もあたりまえだと思っていたが、固定観念を外された。住居についても少し勉強したいと思った。2018/10/09